貨車編成論 その1
国鉄時代の貨物列車について、どう繋げば良いか分からないという話があるようだ。実際、割と自由なのであるが。
・機関車の直後か最後尾は緩急車か車掌車
この「いちからか? いちからせつめいしないとだめか?」なフレーズであるが、知っているだけで大違いである。これだけでワム80000「だけ」を連ねた「JRの貨物列車」が一気に国鉄の貨物列車に変わるのである。
ついでに言うなら黒いプレスドアの貨車(ワラ1等)を適当に(順番は構わない)混ぜて連結し、車掌車はヨ8000にした方が「ありがち」だし、まとまりがいい。
機関車はローカル線のED62、DD16、DE10、幹線のEF64、EF65、EF81、ED75、ED76、DD51等、割と最後まで残ったものが似合う。
プレスドアでない貨車を連結して、その割合を増やして行くと、時代設定をさかのぼる事ができる。こうなると車掌車はヨ3500、ヨ5000、ヨ6000といった形の方が似合う。無蓋車も少し入れたい。路線によっては冷蔵車や通風車、タンク車も入って来るだろう。
DF50やDD54に牽かせたい、ED19が好きだって場合は、お目当ての時代の画像を検索して合わせると良い。
緩急車(ワフ)は最後の方まで残ったのは車掌室の広い、オープンデッキのタイプで、密閉式のタイプはそれより時代をさかのぼる事になる。
このワフというヤツが奥が深く、これをED62やDD16に連結して小さいエンドレスを走らせるだけで結構味がある。C56とか、C11、C12でも良い。
・トムフ1はどう使う?
ヨやワフは分かった、しかしこの凸型貨車はどうしてくれよう。
割合入手しやすく特徴ある貨車だが、なかなか使い方が難しい。
一番似合いそうなのはトキ900による石炭輸送のしんがりで、機関車は凸型のEF13(戦時型の蒸気機関車でも)だが、Nゲージではあまり一般的ではないのが残念だ。
石炭、鉱石列車の任を解かれた後はどんな列車に使われたんだろう。バラスト運搬の「リム」や「トム」、レール運搬の最後尾が似合いそうな気がする。