アニメ思い出し語り 7 はじめ人間ギャートルズ
この作品の原作者、園山俊二は大橋巨泉から名前で呼ばれず「ギャートルズ」と呼ばれていたらしい。
園山氏には他にも代表作が色々あるので、なんかひどい話みたいだが、それだけ強烈な印象を持っているとも言える。
自分には原作にある場面(アニメになっているかは知らない)で興味深い所がある。生み出してしまった人類をどうするか、神様達がサイコロを振って考えるのである。
有名な「神はサイコロを振らない」(世の中に偶然なんか無いの意味)という言葉のパロディになっているのだ。これ大好き、俺は神様はサイコロを振りまくっていると思う。世の中は偶然だらけだ。
一方、人類の1人が神を信じるかどうかで悩む話もあった気がする。
いわゆる「原始人もの」で、「史実」にはそこまでこだわっていないと思われるが、恐竜はどうやら「本来は絶滅している」という事になっていて、宿敵はマンモスやサーベルタイガーになる。
そしてそれは衣食に繋がっている。
この作品はまた「マンガ肉」の登場する作品としても知られるが、本作品に登場するのは円柱状で外側に毛の生えた灰色の皮のある輪切りの肉(マンモーの肉)で、一般的に連想される「マンガ肉」とはちょっと違う。
(いわゆる「マンガ肉」も出てきたっぽい)
また、度々、「ギャー」とかいう叫び声が空に広がり、落ちてきてバラバラになる表現もあった。
ヒネモグラや死神等、いかにも漫画的なキャラも物語を独自のものにしていた。
歌に関して言うと、「ゴーン!」「ドテッチーン!」等の言葉が印象に残るオープニング主題歌も良いのだが、エンディングテーマの「やつらの足音のバラード」は間違いなしの名曲。「なんにもない大地にただ風がふいていた」なんていい言葉だと思う。
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