ぽっぽ

かご編み見習いのひと。 日々のすきまに、書き留めておきたい断片や、あとはゆるりとした暮らしのお話を書いています。かごやら何やらのことは、いつか書きたい 共働き夫婦娘わんこの3人一匹暮らし。

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マガジン

  • くいしんぼうの往復書簡

    くいしんぼう(私はそんなに自覚なかったんですが、生きているうちに、どうやらそうなのだ、と気付いてきました)な、二人の往復書簡エッセイ。

  • ぶらりん日記

    近くからちょっと遠くまでの旅行記のようなもの ・だれかが行った沖縄旅行記 ・ほか

最近の記事

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あるコーヒーショップと私の、心地よい距離感

私が1、2週間に一度は一人で訪れるコーヒーショップがある。 車を出すのは、だいたい夜ご飯のあと、週末午後8時過ぎ。 子どもの寝かしつけを夫にお願いして、少しずつ静かになってきた住宅街で車のエンジンをかける。 たまにこの時間に、ホームセンターへ買い出しに行ったり、本屋へ行ったりする。ホームセンターでは必要なものを買いがてら、植木を見てまわったり、隣のスーパーを覗いたりして、一人で過ごす夜の空気感を楽しんでいる。 スーパーは休日にまとめ買いで急いでまわるので、普段は見ない棚を

    • 突然現れた夏の木

      我が家の敷地には、防草シートを敷いてある部分がある。 普段はほとんど生活には関係のない場所。 数年前に家を建てた。(絶賛ローン返済中) 日々の暮らしで精一杯になって、管理に手が回らないかもしれない、という予想はもちろんあったが、小さい頃から庭のある家に憧れていたし、外に出て空を見たり、お茶を飲んだり、ご飯を食べたりすることが好きだった夫婦は、どうしても敷地を建物だけで埋めることはできなくて、それができる土地を探した。 無事庭付きの家を手に入れ、現在なんとか維持管理している

      • 慌ただしく過ぎていく時間に置いていかれそうになったら、自分の意思で、ひっぱって、とどまる。

        私の慌ただしく過ぎていく日々に必要な、一人でコーヒーショップにいる時間。 朝だったり、夜だったり。 さいきんは、週末体調を崩していたことや、予定が重なったりして、なかなかいつも行く場所に行くことができなかった。 仕事が終わって、子どものことをして、家のことをして、毎日やりたいことをやりきれないまま、どう手をつけていいか分からないまま、それなのに睡眠不足で日々がすぎていっちゃう。 久々にいつも行くお店へ行くと、初めてお会いする店員さんが、コーヒー豆の前で立っている私に話し

        • noteのわたし

          noteを始めてみて、自分で文章を書くこと以外にも、たくさんの方の文章をそっと覗かせていただく楽しさがあった。(知らない方のお家にそっと遊びに行くような・・・いや、それは不審者すぎるか) 会ったこともない、見たこともない知らない人の、誰にも打ち明けないような話や、深く考えた頭の中をそっと覗けるって、面白い。普通ならその人との関係があっても、そんな話をしてくれるとは限らないし、体験談やさらにその人の友達の話など聞けるはずもないこと。 でも、noteの世界は、そこをひとっ飛び

        • 固定された記事

        あるコーヒーショップと私の、心地よい距離感

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        • くいしんぼうの往復書簡
          4本
        • ぶらりん日記
          6本

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          前記事には書ききれなかった、紅茶にまつわるお話〜紅茶と水瓶〜紅茶の好みの自由〜

           数年前沖縄に行った際に、大好きなやちむんを見に行こうと寄った地域のお店。  両側に木が多い繁る道を進み、お店の入り口らしき小道に入る。ぐるりと窓と回廊に囲まれた、洒落た建物の入り口には、大きな水瓶があり、木の枝が木陰を作っていた。  その木の枝に、5、6個の、紅茶のティーバッグがぶら下がっていた。多分イエローラベル。(いや、そんなことより)  え、どういうこと・・・?と視線を落とすと、水瓶には水草奥行きを作り、水面にも平たい水草が浮いていた。めだかがぴよ〜ぴよ〜と何匹か泳

          前記事には書ききれなかった、紅茶にまつわるお話〜紅茶と水瓶〜紅茶の好みの自由〜

          淹れた紅茶のあたたかくて柔らかくて細かい湯気と香りに包まれた瞬間、これは寒い一日を終えて入る湯船と同じだと思う

           今はもっぱらコーヒー飲みになった私だが、もともとは紅茶しか飲んでいなかった。  紅茶を飲むようになったのは、いつのことか考えてみたら、最初は多分中学生の頃のリプトン(レモンティーとミルクティー)。ここは全人類は通過したのではないかと思うところだが、今回の「紅茶」は、茶葉にお湯を入れて出した紅茶、としようと思う。  これらはまったく別のものだと思うから。  一時期紅茶に興味がありすぎて、とにかく「紅茶」「紅茶」「紅茶」のときがあった。  大学生の一人暮らしを始めたあたりなん

          淹れた紅茶のあたたかくて柔らかくて細かい湯気と香りに包まれた瞬間、これは寒い一日を終えて入る湯船と同じだと思う

          【くいしんぼうの往復書簡#03】てづくり市さんぽとレモンパイ

          〈はな〉ちょうどいいくらいの気持ちいいお天気だよね。シーツほしてるけれどよく乾きそう 〈ぽっぽ〉シーツすぐ乾く!うちも干してるよ〜 昨日ね、手づくり市に行ってきたよ。こういうの久しぶりで楽しかった…! 〈はな〉わ〜いいないいなー✨お寺の境内なのがなんだかまたのんびり感というか、縁日感あって楽しそう…🪅(ところでお祭りって打ったら出てきたこれ、なんの絵文字なんだろう謎🪅) 〈ぽっぽ〉手づくり市っていっても、古道具屋さんとか器屋さんとかもあって、散財した〜💸💸💸😂 (かざ

          【くいしんぼうの往復書簡#03】てづくり市さんぽとレモンパイ

          朝一番で期間限定のフラペチーノをたのむ人にはなれない

          たびたび行くスターバックスコーヒー。 普段よく行く店舗は、ドライブにちょうどよい距離であることや、混み合わない店内が好きで 朝にも夜にも昼にも訪れる。 私がコーヒーを飲めるようになり、美味しく感じ始めたのは、今から14年くらい前のこと。(文字にしてびっくりした) それまでは完全に紅茶党でした(今も好きですが)。 今よく行くスターバックスコーヒーより前から、私のスターバックス好きはあって、一人暮らしをした名古屋や(ここは本当に好きでした。ホスピタリティあふれる接客に感動し

          朝一番で期間限定のフラペチーノをたのむ人にはなれない

          子ども時代をもう一度楽しむ

          下書きのまま、忘れられていたお話を発見👀 今でも毎日思うことなので、続きを書いてみる。 ******** GWに初めて潮干狩りに行ったんです。 義両親に誘われて。 朝早めのガラガラの高速に乗って、駐車場へ車を停め(次から次へと車が入って、一瞬で満車状態に。)、潮干狩り会場の入口近くにテントを張ったり予約していたバーベキューセットを準備したり。 両親はとても人混みやイベントが苦手で、こういう場所には来たことがなかった。アウトドア好きの父だったので、バーベキューはもちろん自

          子ども時代をもう一度楽しむ

          今日〈日々日記〉

          憂鬱な月曜日。最後の夏期休暇を取りました。 やっほーい してやったぜ、という気持ちで(別に悪いことなんて何もしていないんだけれど。)、普段は夜来ることが多いコーヒーショップへ。 お店には、一人だけお客さんがいた。 ここでしばし英気を養って、頑張れるようにするんだ・・・! でも、その分、土日にちょっと出かけたり、ゆっくりしたりしてしまったので、今日は野菜を買いに行ったり、ご飯を整えたりする日。 (なんか前の日記も同じこと書いてた) 石垣島の記事をかけないまま、熊本にも行

          今日〈日々日記〉

          今日〈日々日記〉

          今日は始まったばかりだけれど、久々に朝ゆっくりした時間を取れたので、さっそく。 先週末、義祖母を訪ねて熊本へ行き、楽しかったけれど、ものすごく疲れてしまった。 今週のご飯もまったく準備できていない。(私達家族にとって、食べることは本当に本当に大切なこと) 頑張って干した大量の洗濯物は、昨日突然きた土砂降りで濡れてしまい、もう一度やり直し。(職場の窓から諦め心で眺めていた) ものすごく体もだるいし、頭も締め付けられているし、なんだかフラフラとする(多分貧血。この前あった

          今日〈日々日記〉

          幸せな風景

          今日、日がほとんど暮れた7時半頃(最近日が長くてなんかそれだけで楽しい)、一人で大きな道路を運転していた。 飲食店やドンキなどもある大きな通りだが、道を入れば畑や住宅街、少し行くと駅もある。 信号が赤になって徐々に速度を落としていたとき、歩道を家族4人で走る光景を目にした。 小学生高学年くらいの兄、低学年くらいの妹、お父さん、お母さん。 荷物はほとんど何も持っていなくて、薄暗くなった蒸し暑い休日の夜を、みんな、全力の笑顔で走っていた。 多分家がすぐ近くで、 早めの外

          幸せな風景

          【だれかの石垣島旅行記3】|知念商会でオニササとくば笠|かご編み

          自転車のスタンドを、がちゃん、と立てて、 知念商会へ入ります。   何日か滞在してお昼ごはんを買って行きたいなあ。他にも行ってみたい商店があるので、海を見ながら1ヶ月くらい暮らしたい。 ここで帽子を2つ買って帰ったのだが、これがもう2つとも最高に買ってよかった。 一つは農作業用のかわいい小花模様の帽子。太陽から顔も首も守れる心強い味方。 もう一つは、くば笠。くば扇がほしかったが、売っていなかった。 くば笠は、庭へ作業やなんやらで出たいときに、帽子かぶれない髪型だわ

          【だれかの石垣島旅行記3】|知念商会でオニササとくば笠|かご編み

          【だれかの石垣島旅行記2】|ひとり旅|親戚の家みたいな宿|貸自転車で早朝の比嘉とうふ

          バス停に揺られてユーグレナモールにほど近い、博物館前まで。 白保のバス停でバスを10分ほど待っているあいだに、蚊にかまれたらしく、車中でとても痒かった。 今年初の虫さされ。 持ってきたムヒで対抗できるかどうか… 19時半ごろバス停に着いた。 宿までは徒歩20分ほどある。 ちょうど行ってみたかった食事処が、宿まで歩く道すがらにあったので、晩ごはんを食べに寄ることにした。 それがこちら 迷うことなくソーキそばを注文。 大好きな八重山そばを、噛み締めた。 宿はここにしま

          【だれかの石垣島旅行記2】|ひとり旅|親戚の家みたいな宿|貸自転車で早朝の比嘉とうふ

          【だれかの石垣島旅行記1】|ひとり旅|とにかく海とソーキそば

          ゴールデンウィーク直前の4月、石垣島へひとりでびゅんっと行った。 5月に入ると梅雨入りしてしまうため、4月ならぎりぎり晴れているかな、と。 もともと9月に計画していたが、そのときは台風が直撃して泣く泣くキャンセルし、コロナもまだまだ多かったし、予定の調整がつかずに今まで引っ張ってしまった。本当は2月ごろ行きたかったんだけれど。 ひとり旅(特に沖縄)は、誰が行っても、自分の旅のような気がしてくるから、今回も「だれかの」旅行記。自分かもしれない。 飛行機は14時20分発。

          【だれかの石垣島旅行記1】|ひとり旅|とにかく海とソーキそば

          旅のマイルール|旅ノート|旅先で出会う本|

          マイルールとまできっちり決まってはいないのだけれど、旅行へ行く、というときに、自分の中でゆるーく決まっていることについて。 他人の旅ルールなんて誰が読むのかわからないのでゆるーく書いてたら、なんだか予想に反し恐ろしいくらい熱く長くなった。 1.旅のしおり紙とわくわくがすき こんなにもデジタルが発展して、携帯一つでなんでもできる時代。飛行機のチケットすらいらない。(飛行機のチケットを持って空港カウンターで受付していたのが懐かしい…) でもやっぱり、紙媒体の何かを準備してい

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