【完全保存版】noteがすぐに書ける!「書くのが遅い」を解決する5つのライティング方法
「ほんっと私って文章書くのが遅くて、もう嫌になっちゃう」
「同じところで表現にずーっと悩んで、文章が全然進まない」
「1本のnoteを書くのに4時間以上もかかっていて泣きたい」
もっと自分の考えを伝えたり発信をしたりしたいのに、すごく時間がかかってしまって自分には向いていないんじゃないかと思ったことはありませんか?
「時間がかかるから書くことは苦手」と感じる人は多くいます。実は、ものかき大学のnote運営担当者も同じように感じていました。駆け出しライターの頃は、400文字の文章を書くのに2時間以上かかったことも。頑張って向き合おうとすればするほど自分の出来なさに直面し、書くことが苦手に思えてくる。そんな気持ちが痛いほどわかります。
結局、書くことって特別なセンスや能力が必要なんじゃないか?そう結論づけたくなるのもわかります。
でも、ちょっと待ってほしい。書くのが遅いのは、スラスラと文章を書ける方法を知らないだけです。このnoteを読めば、誰でも自分の書きたいことをスラスラと文章に出来る方法がわかります。
速く書けるようになると、文章を書くことへの苦手意識はなくなるでしょう。自信がついて、書くのが楽しくなります。「文章を書くのに時間がかかりすぎてもう嫌だ!」と思うなら、このまま読み進めてください。書くことへの意識がガラッと変わります。
文章は「6割の力」で書く
文章はいきなり100%の力で書いてはダメです。「何言ってんの?」と驚くかもしれませんね。もちろんこれは、「手を抜いて書け」と言っているわけではありません。「最初から完成形の文章を書こうとするな」ということです。
整った文章を一発で書こうとするから、時間がかかるのです。「書く」と「整える」は別の作業。同時にやらないと心得てください。書いてから整える、これが文章を書く手順です。
①最初に書けるだけ書く
文章を書くのが遅い人は、書きながら「説明に使う正確な数字を調べなくちゃ」「もっと良い表現はないかな」と「書く」ことから脱線しがちです。書きながらリサーチに戻ったり、編集を行ったりすると、書くスピードは落ちます。まずは出来栄えを気にせず、一気に書きましょう。
一気に書くコツは、気になる部分を後から修正できるようにメモを残すことです。
・リサーチが足りない部分が出てきた →「後で調べる」とメモ
・表現がしっくりこない部分がある →「表現を工夫する」とメモ
こうすることで、「書く」以外の作業に寄り道することがなくなります。書き上げたあとで、まとめて調べごとをしたり、よりよい表現を模索して文章を整えていきましょう。
②修正を繰り返して文章を整える
文章を書き上げたら、読みやすく、伝わりやすくするために修正を重ねて整えます。編集作業は、次のことを意識して行ってください。
・一文が長すぎないか
一文を短くすると、それだけで一気にわかりやすい文章になります。主語と述語がねじれたり、情報を詰め込みすぎてわかりづらくなったりするのは文章が長いから。文を短くすれば、意識せずとも「一文一義(一つの文章に、一つのメッセージ)」になります。一文は50文字以内に収めるのが理想です。
・誤字脱字や文法の間違いがないか
どんなに良いことを言っていても、誤字脱字や文法間違いが多いと信用されない文章になります。間違いを簡単に見つけるには、チェックツールを使うのがおすすめ(後で詳しく紹介します)。書いた文章を声に出して読むのも効果的です。
・箇条書きや図表で伝えられないか
伝えることは同じでも、文章で説明するよりも箇条書きや図表で視覚的に説明した方がパッと伝わりやすい場合があります。
・専門用語や分かりづらい表現はないか
専門家に向けた文章でない限り、できるだけ難しい表現は避けます。専門用語や複雑な言い回しは、簡単な言葉で言い換えましょう。
良い文章を速く書くための5つのテクニック
文章を書くスピードをさらに上げるために、ぜひ知っておいてほしいテクニックがあります。すぐにできて効果が高いので、ものかき大学の講義でも繰り返し伝えている5つのテクニックです。
①33分33秒の法則
伝説的なコピーライター「ユージン・シュワルツ」が実践していた集中法が「33分33秒の法則」です。人間の集中力は長時間は持ちません。時間の区切りを作ることで、集中力を高める方法です。だらだらと文章を書き続けるよりも、生産性がぐっと増します。
休憩中は、なるべく頭を使わずにリラックスできることに時間を使ってください。メールチェックやSNSを見ずに、軽くストレッチをしたり景色を眺めたりするのが効果的です。
②ポモドーロテクニック
33分33秒の法則と同じく、時間を区切って集中力を高める方法です。測る時間が少し違うくらいで、基本的なやり方はほぼ変わりません。好みの方で作業をしてみてください。
33分33秒の法則もポモドーロテクニックも、終わりの時間がきたら作業途中でも休憩に入るのがポイントです。つい区切りの良いところまでやってしまいたくなりますが、あえてやり残した作業を作ることで、次の作業開始時に作業にとりかかりやすくなるからです。
これは、ツァイガルニク効果と呼ばれる「完了していないものが記憶に残りやすい」心理を利用しています。
33分33秒の法則やポモドーロテクニックを実践するためのアプリなど、便利に使えるツールもあります。自分に合うものを見つけてみてください。
③文章の型
伝わりやすい文章には、共通の文の流れがあります。それをテンプレート化したものが、文章の型です。文章の型にあてはめるだけで、文の流れをどうしようかと悩むことがなくなり、良い文章を速く書けるようになります。紹介する5つの文章の型を使って、書いてみてください。
【4つの学習タイプ】
読者に行動を起こさせる文章の型。書籍など、ボリュームが大きい文章を書くときにも使えます。
【PREP】
要点が簡潔に伝わる文章の型。ノウハウを伝えるときや、SEOを意識した記事におすすめです。
【逆PREP】
筆者の追体験やストーリーを重視して伝えたいときに使える型です。
【起承転結】
学校でも勉強する、もっとも基本的な文章の型です。
【神話の法則】
全人類が共感するストーリーの型。感情が動いた出来事を伝えるのに向いています。
④ストーリーボード
ストーリーボード(構成案)とは、文章を誰に向けてどんな順番で書くのかを表す骨子のこと。知らない土地で地図を見ずに歩きはじめると迷ってしまうように、文章の全体像をイメージせずに書き始めると効率が悪くなります。ストーリーボードを作ると、情報が整理された状態で執筆に取り掛かれるため、書くスピードが上がります。
先に紹介した文章の型を使って、文章を書く前にストーリーボードを作成しましょう。最初は、手間に思えるかもしれません。しかし、文章を書いている途中で悩んだり必要のない情報を書いてしまったりすることがなくなり、結果的に良い文章を書くための近道であると実感するでしょう。
⑤ツール
便利な各種ツールに頼るのも、素早く文章を作るのに役立ちます。上手に活用して、作業時間を減らしましょう。ライターが執筆や校正で使えるツールを紹介します。
・音声入力
しゃべった内容をそのまま文字にできる音声入力を使うと、短い時間で執筆できます。日本速脳速読協会によると、話す速度の平均は1分間に約360~420文字。対して、文字を打つスピードは速い人で1分間に70文字程度です(日本語ワープロ検定試験の1級合格文字数より試算)。タイピングするよりも話す速度の方が圧倒的に速いのがわかります。
Googleアカウントがあれば無料で使えるGoogleドキュメントには、音声入力の機能が備わっています。音声を認識して自動入力できるツールは数多くありますが、まずは無料で使えるもので試すのがおすすめです。
・誤字脱字チェックツール
誤字や脱字を見つけるとき、ツールを使うと間違っているところが一発でわかります。間違って覚えていた文法を正せたり、自分では見落としてしまいがちな間違いも瞬時に見つけられたりします。文章を書いて整えたら、ツールでチェックするのを習慣にしましょう。
ennoは、誤字脱字やタイプミスなどをチェックできる無料の日本語エラーチェックサービスです。使ってみて、より高度なチェックをしたくなったら有料のツールを検討してみてください。
誰でも、文章を速く書けるようになる
文章を書くときに、最初から完成形を目指さないだけでも随分と気が楽になるはずです。世の中にある「読みやすくて、ぐいぐい引き込まれる文章」も、「感動して心が震える文章」も、いきなり完成した文章として書かれているわけではありません。書いた後に編集を重ねて、整えられています。
「整った文章を書く」のではなく、「書いた文章を整える」ように意識を変えてみましょう。文章を整えるのは、やり方を知れば誰でもできるようになります。ツールの力を借りて、さらに速く文章を完成させることも可能です。自分には向いていないんじゃないか、と思っていた「書くこと」が苦ではなくなり、楽しくなってきます。
書くことへの苦手意識がなくなり楽しくなってくると、世界が広がります。書くことは、どんなビジネスをするにも必須のスキルだからです。ライターとして活動するだけじゃなく、会社員として仕事をするのにも、個人でビジネスを育てていくのにも、書く力は必要です。
書く力を身につけて、もっと仕事で飛躍したい。もしそんな思いが少しでもあるなら、私たちものかき大学が力になれます。同じ思いを抱えた仲間と一緒に、どんなことにも応用できる「一生モノの書くスキル」を身につけてみませんか?書くことが苦手かもしれない、と思いながらも「もっとスラスラ文章を書けるようになりたい」と前向きに取り組むあなたなら、きっと大きく羽ばたけることでしょう。
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