「おとな」になって教わってますか?
教わるっていいですよね
大人になると、一方的に教わるとか、なかなかないですよね。
私は、教習所の講習とか、とても好きです。
「学生の時こうだったなー」とか、「教わるってそういえばこうだったな」とか思えたりします。
また、水泳の場合、出来てほめられることもあるし、場合によっては注意も受けます。注意は有るけど、ほめられるや、指導者と共に喜びを分かち合うなんて瞬間はあまりなくなりますよね。
昔の話なのですが、水泳指導中に、お客さまの会社の話を聞いたところ、結構話が弾んだので、「これはいいな」と思い、何度かほかの指導場面でもやってみたのですが、
「そもそも、仕事を忘れたくて来てるのよ。仕事の話はしたくない。」
と、お客さまよりご指摘いただいたことがありました。
私は、この時稲妻に打たれたような気持になりました。
「それもそうだ。確かに日常を忘れるため、または、日々の何かのストレスを発散するために、水泳をしている人が多いのに、私は何をしているんだ」
と思い返し、それからは気を付けて、「プライベートの話は、自分の事」をモットーに話すように気を付けていました。
水泳を教わりに来るかたの多くは、「速くなりたい」ではなく「運動したい」や、「痩せたい」「ストレスを発散したい」という事が多いのではないかと思います。
私の経験上、スイミングスクールは、とても退会率が低く(大体0.3%台くらいでした)、フリー遊泳(10%台)や、マシンジムなども使える会員さん(30%台)と比べて歴然と違いました。
当時は、「自分の指導が良いから!!」などと、うぬぼれていましたが、会社員になりわかったことは、「決まった曜日の決まった時間にある」という事が、いかに大事かという事です。
これは、その時間だけは日常を忘れられる時間であり、仕事も何もすべてそこに合わせてスケジュールを組んでいけるという事なんですね。
また、水泳のほうが、マシンジムの会員さんより、「痩せたい」という初期の動機を、「もっと上手くなりたい」になっていくんだと思います。
これは本当に、水泳の不思議な魅力です。
水に入っているときは、全くわかりませんでした。
会社員でいると、まわりに意外と泳げない人が多いんです。
水泳を習っているというだけで、お客様や先輩とも十分話ができます。
それだけでも、大人になって水泳を習うのは、とってもお勧めです。
確かに、フリー遊泳の人も、30分の無料プログラムにいらっしゃる方は、必ず決まった曜日だけ、いらっしゃる感じでしたね。
教わるって、いいですよね。知らないことを知れる。できないことができるようになる。
大人になると、それがなおさらわかる。
そして、水泳は特にそれが多いような気がします。
まだ自己流で習っていない方、泳げないでお悩みの方、お勧めです。
ご検討されてみてください。