【XR開発事例】ウィズコロナ時代に求められる即戦力の“薬剤師育成”とは？理解度向上のための薬学教育VRシステムをmonoAIが開発
こんにちは！広報の瀨野です。
先日monoAIは、某大学院と共同で「薬学教育サポートVRシステム」を開発し、医療DX化のご支援をさせていただきました。
今回のnoteでは、monoAIで実際に行った医療DXにおけるXR開発についてご紹介します。
※そもそもXRとは？
拡張現実（AR）、仮想現実（VR）、および複合現実（MR）の総称で、現実と仮想世界を融合させた技術や体験のことを指します。
https://xrcloud.jp/blog/articles/business/1115/
XR技術を活用して、企業のDX化に役立てたいと思っている方にとって少しでも参考になればうれしいです。
「薬学教育サポートVRシステム」開発背景
ウィズコロナ時代の教育現場において、オンライン服薬指導などに代表される“医療DX”に対応した薬剤師育成が求められます。
つまり、必然的に学生が学ぶべき領域が拡大しているということです。
また、同時に限られた学習時間のなかで、従来のカリキュラムの見直し（効率化）が求められます。
さらに、ウイルス感染防止策を施しながら質の高い実習を行うことができる体制を整える必要もありました。
そんななか、時間や場所を問わない形式で、学生の自主学習、反復学習等を可能にする画期的な教育ツールは、このような問題の解決につながると期待されることから、薬学教育サポートVRシステムの開発に至りました。
薬学教育サポートVRシステムについて
本システムは、VRヘッドセットを装着した状態で仮想空間内で調剤トレーニングを行うことができます。
つまりVRヘッドセットがあれば、自宅で調剤実習を行うことが可能になります。
基本的な調剤手技を効率的に学習することができるとともに、教員による評価のみならず学生の自己評価も可能にするための学習ログの収集・表示システムも実装しています。
実際に使用した学生の感想
❝学生の声①
手順を一つ一つ確認しながら作業を進めていける点、細かい手の動きも再現されていた点、ゲームのようで楽しく調剤を学べる点がよかった。
シンプルなのでVR酔いを感じない点も使いやすかった。
一つ一つの手順を確認しながら調剤の練習ができるので、特に事前学習の初期段階に有効だと思う。混ぜる動作や目視の確認の動作などは特に再現度が高いと感じた。❞
❝学生の声②
実際に自分が腕を動かして課題の手順を追えるところがよかった。
目盛りに目線を合わせる部分は、どれぐらい腕を上げる必要があるのか意識できて良いと思った。
ガイドを見ないように操作することもできるので、手順の復習に良いと思った。❞
まとめ
いかがでしたか？
今回は、「薬学教育サポートVRシステム」の開発事例について紹介しました。
今後もmonoAIでは、XRに関するプロダクトの開発を強化し、あらゆる産業のDX支援に取り組んでまいります。
XR開発に少しでもご興味のある方は、どんな些細なことでもご相談ください！
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