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親が幸せを感じていると、子どもも幸せを感じる

ママならば、子どもには幸せでいてほしいと誰もが願っていますよね。
でも、子どもの幸せを願うあまり自分を犠牲にしすぎていると、逆に子どもに望まない影響を与えてしまう危険があるんです。

子どもの幸福感には、この3つが大事だということが調査から読み解けます。
  ①親が幸せを感じながら生きていること
  ②子どもと十分に会話をしていること
  ③自己肯定感を育む声がけや対応をすること

親の幸せ実感と子どもの幸せ実感には相関あり

出典:ベネッセ「子どもの幸せ実感」

上のグラフは、ベネッセから2023年に発表された「子どもの幸せ実感」のデータです。

保護者の幸せ実感が高い群と低い群で、その子どもたちの幸せ実感を比較したものです。これを見ると、保護者の幸せ実感が高いと、子どもの幸せ実感も高いということがわかります。見事なまでに、きれいに相関があるんですね。
さらに、さっきの調査対象の子どもたちの6年後を調査したところ、当時、親が幸せ実感が高く、幸せを実感していた子どもたちは、6年後も幸せ実感が高いということが分かっています。

つまり子どもの幼少期に、親が幸せを感じながら生きることが重要ということがいえそうです。

親と十分に会話している子どもは幸せ実感が高い

次に、母親とよく会話をしている子どもは幸せ実感が高いということもわかっています。学校での出来事や友だちのことなど、親とよく会話をしている子どもは、幸福感を感じている。これは父親に関しても同じ結果です。

出典:ベネッセ「子どもの幸せ実感」

肯定的な自己認識を持つ子どもほど、幸せを感じている

最後は、子どもの自己肯定感。
肯定的な自己認識を持つ子どもほど、幸せ実感が高いという結果です。この自己肯定感は近年注目されていて、重要であることを知っている人も多いかと思います。つまり、親は子どもの”自己肯定感を育むような声がけや対応”が、子どもの幸せ実感には大切ということになりそうです。

出典:ベネッセ「子どもの幸せ実感」

さて、みなさん。
幸せを実感しながら生きられていますか?
子どもと十分、会話ができていますか?
子どもの自己肯定感を育む声がけ、対応ができていますか?

過去を振り返ってみると、子どもが登園拒否になってしまった頃の自分は、3つとも完全にNO…
時間に追われていっぱいいっぱいの私は、子どもと十分な会話もできていなかったですし、自己肯定感を育む声がけや対応もあまりできていなかった。幸せを感じながら生きるどころではなく、とにかく必死でした。

子どもの精神的幸福度は世界的に低い水準

日本の子どもたちの精神性幸福度は、38か国中37位と低い水準になっています。子どもの幸せを願う気持ちは世界共通のはずだけど、残念なことに、今の日本の環境は、子どもの幸福度を低くしてしまう何かが潜んでいそうです。

出典:ユニセフ

さきほどもお伝えしたとおり、以前は子どもの幸福度を低くするような対応になってしまっていた私ですが、どうしてそのような状況になってしまっていたのか。それは「こうあるべき」の負のループに陥っていたからだと考えています。

次回は「こうあるべき」の負のループとは。負のループに陥ると、具体的に子どもにどんな影響がでてしまうのかをご紹介します。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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