気の持ちようで梅雨は楽しくなる(と思う)
雨音が地面に吸い込まれて、柔らかくて生ぬるい風が流れ込む。多くの人は高まった湿度を好まないけど、僕は割と好きです。
人類は、もの凄く遡るとその他の陸上生物と同じで、海から上がってきた生き物のひとつだから、やっぱり水の中でどこか安心すると思う。
進化の過程を見ると、多くの生物はまだ水中に生きていて、「乾燥から身を守れる個体」だけが陸上に進出した。
だから僕たちに限らず、全ての生き物は基本的に「乾燥」に弱い。空気に触れ、酸化することは部分的な死を意味している。
人間は程よく80年(健康な人が多い日本みたいなところでは)くらいで、身体の至る所が酸化の限界を迎えて死へと向かう。体内のエントロピー(秩序の乱れた状態)は今この瞬間も増大している…
って思うと、今こうやって湿度に包まれていることがまるで束の間のセーブタイムみたいで嬉しくなる。
嬉しく……ないか笑
皆さんを包む湿度が少しだけ、思考のトリップを介して心地よくなったらいいなって思います。
それでは素敵な1日を。「素敵」の十分条件は息を深く吸えることです。
十分条件とか言ってみたかっただけです。
それではまた。