#037. GDPって何でしたっけ?
GDPとは、何でしょう? 中学生の時に勉強して以来、
ふりかえることが少なかったので
ネット検索しながら復習致しました。
(1) GDPとは?
GDPは、Gross Domestic Productの abbreviationです。
日本語ですと「国内総生産」です。
ここまでは、なんとなく分かります。
wikiから引用しますと
一定期間内に国内で産み出された付加価値の総額のことである。
その国内領土に居住する経済主体を基準にした数値で
「居住者たる生産者による国内生産活動の結果、
生み出された付加価値の総額」をいう
となります。その国が、どれくらいの経済力を
持っているか目安となる数値がGDPです。
では、そのGDP(国内総生産)、どのように
数値が導き出されてますでしょう。
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(2) GDPの構成要素.
GDPの構成要素は、こちらの記事を参照させて頂きますと
民需 = 人々の日常の消費 + 企業の投資
貿易収入 = 輸出額 - 輸入額
GDP = 政府支出 + 民需 + 貿易収入
となります。成分を分解しますと
GDP = 政府支出 + 日常の消費 + 企業の投資 + 輸出額 - 輸入額
となります。wikiを参考にして記号で表しますと
GDP = G + C + I + X - IM
となります。IMの部分をMと表記して
Xの部分を、EXと表記する場合もあるようです。
いずれにせよ、ExportとImportの意。
2020年の 世界のGDPは、順に アメリカ、中国、日本、
ドイツ、イギリス、インド、フランス、となっています。
GLOBAL NOTEを参照させていただきました。
2005年から2020年のGDP推移は、こちらのようになります。
数年後には、インドが猛追してくると言われています。
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(3) 適度に消費しましょうぞ.
2010年のあたりで日本を抜き、世界N.o.2になった中国の成長が
スゴいと、グラフからも分かります。
市場規模を考えますと、国際的にビジネスを展開する企業は、
中国市場で商売してゆくことが必要不可欠であると分かります。
「米中の貿易摩擦の激しさが増している」と ニュースで度々
聞きますけれども こうしてグラフにすると
N.o.1 vs N.o.2 の主導権争いとなれば、なるほど摩擦も
生じますよね、と感じます。
( ちなみに「日米の貿易摩擦」も、日本が
高度経済成長~バブル景気だった時代にもありました。)
労働組合が春闘を推進する際、「賃金決定の3要素」を参照します。
・生産性
・生計費
・労働市場
の3点でして、これらの要素を見ながら
労働組合は、会社に対してベースアップを要求していきます。
「生産性」の指標となっているのが、GDP です。
ちなみに 「労働市場」は、失業率ですとか
日銀短観の 雇用人員判断D.I. などを参考値とします。
GDPの構成要素に、前述の通り「人々の日常の消費」が
含まれています。つまり、私達が ある程度
お金を使って経済を回さないと
GDPが増えない → 賃金を増やす要素が 1つ減ってしまう
の図式になります。一方で
賃金が増えない → 消費できない → GDPが増えない
の図式も考えられます。
今、私達はコロナ禍にあり、アクティブな消費行動に対し
うしろめたさや 罪悪感を感じてしまうこともあります。
実体験として収入が減り、数年前よりも生活が厳しいのも実状です。
ただ、経済活動全体を考えると
私達が必要以上に消費を委縮してしまいますと
日本の企業や 国民にお金が回らない
→ 日本が海外と戦えなくなってしまう
と考えられます。
お金を使いこと = 悪いこと
の考え方から、一歩、適切な距離をおく必要があるように
今日のnoteを書きながら 私は、感じました。
アマゾンで買うと 海外にお金が出ていってしまうけれど
楽天で買えば お金が国内で循環するのかもしれません。
VISAや マスターカードで買い物をすると
海外にお金が出て行ってしまうけれど JCBカードで買えば
国内でお金が循環するかもしれません。
買い物をする時、
・お金が 海外に出てゆくか?
・お金が 国内で循環するか?
を考えながら 自分の消費行動を
楽しめるようになりたいな、と思います。
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最後まで お読みいただき ありがとうございます。
次回以降、
・人口ピラミッドの 未来・過去・今
・国家ではなく「1つの企業の総生産」
などを 考えてゆきたいと思います。