星野源の創作の現場、エンタメの力などーつぶやき日記0904

寝たのは午前3時半すぎ。ここ数日寝る時間が後ろ倒しになってしまっている。夫にも話したのだけど、日中それなりに"やり切った感"がないと夜になっても眠るモードになっていかない。

今日は11時に病院に行くことになっているのに、起きたのは10時過ぎ。朝ごはんに夫がつくってくれたフレンチトースト✨を食べ、シャワーを浴びて急いで支度。ショートヘア×スキンケアなし×簡単メイクのメリットを享受する。

病院は土曜なのにぎゅうぎゅうには混んでいない。でも16人待ちで、呼ばれるまで1時間半かかった。先生は丁寧で話しやすい人だった。持病の経過はすこしわるくなっていた。次回は別の検査。やっぱ病院、行かなきゃいけないね。でも振り返っても、何かきっかけでもないと行く元気なかった。コロナだったし、と言うと夫も同意してくれたけれど。昨日予約して今日来られたことは、ひとまず良かった。それにしてもつかれた。。

駅前のオサレパン屋さんに行く。テンション上がる〜。うどんを食べて帰る(なるべく密ではない店を選んだ)。わたしが何回か来たお店だったのだけど、夫がやたら旨がっていて何より。

夕方のテレビ朝日の報道番組で、チョコレートのお店が特集されていた。「テリーヌ」とか可愛い〜お洒落〜。

全国に28店舗を展開しているお店で、従業員500名中400名がハンディキャップのある人なんだそう。福祉事務所で働くハンディキャップのある人の賃金は低く、最低賃金以上もらっている人は約2割にとどまるのだという。オーナーは毎月の賃金が一万円台などという話を聞き、今の試みのきっかけになったそう。一万円か…。
わたしが会社勤めをしていたころ、ハンディキャップのある人の時給を知る機会があり、とても低かったことが印象に残っていた。この番組の特集を見ながら、その賃金の問題に触れなかったらイヤだなと思っていたので、そこはほっとした。
オーナーの人が"みんなそれぞれの得意・不得意をパズルのピースのように埋めあえたらいい"と言っていたけれど、ハンディキャップの有無にかかわらず世の中全体がそういう方向に行けるといいだろうな。
それからオーナーさんは、「ここでやっていることがごくごく自然で当たり前な、そんな社会になってほしいし、ならないといけないと思います」と言っていたのも同感だ。最低賃金が適用になってほしい。そしてこういった会社一社にハンディキャップのある人が集まらなくてよくなってほしい。ミウラタケヒロさんが、"分けなきゃいい"と言っていたように。

今日は星野源のラジオ番組の配信イベントがある、というと夫が「観なよ」と言ってくれる。夫がつくった夕飯を食べつつ見始める(洗い物はわたしが割とやった)。
「開場」から「開演」まで1時間あり、配信イベントなのに謎。と思ったけれど、待ち時間の間に星野源の曲が流れていて、「うわーその曲の次にその曲くるかー!そしてここで『恋』くるかー!」と盛り上がってくる。Twitterでも「選曲が神!」みたいに言われてたけど、これも含めて演出の一部なんだなーと学んだ。そしてこのTwitterをリアルタイムで見ながらイベントを観るの、たのしいですね!と今さら。家には一緒に盛り上がれる人もいないし、共感し合いたい気持ちの持って行き場、ここにあったじゃんて。まあわたしはlikeとかリツイートするくらいだけど。

イベント(「星野源のオールナイトニッポン リスナー大感謝パーティー」)は濃い〜くてたのしかった!

わたしが思う一番の見どころは、星野源の作る曲にリスナーの作った詩を当てて曲を完成する企画。あらかじめ曲は作ってきていて、リスナーが応募した歌詞から部分的に拾ってアレンジしたり、その場で作詞したりして、メロディに当てはめていく。(時間的な関係で、途中までは作詞もしてきていて、サビだけをイベント内で作詞。)

星野源という、メジャーの第一線を走ってる人の創作の現場を垣間見られるという、貴重な時間…!作詞では、例えば"家の外と内"という情景の移り変わりを踏まえていたり、韻を踏んで母音の音を合わせたり、ありがちな表現は避けたいという発言している姿を見られた。映像の絵としては地味な企画になりそう、と本人は気にしていたけれど、星野源の音楽のファンや創作が好きな人にとってはしあわせな時間ですー!

「逃げ恥」などを手がけた脚本家・野木亜紀子さんの書き下ろし脚本を、星野源とラジオ番組スタッフらが声で演技するという企画もエッジと皮肉が効いていてシビれた。

登壇者の佐久間さんというテレビプロデューサーさんを知らなかったのだけど、星野源との対談はずっと聞いていたかった。星野源について新たな一面を知れたし、星野源について「それ言語化してくれて嬉しい~!」ってなった。絶妙な合いの手、言語化力。

星野源のラジオに込める反骨精神も聞けて良かった!!わたしが星野源というアーティストを好きな最も大きな理由のひとつが、この反骨精神だと思う。

今回の配信イベント、ライブではないので直前までチケットを買うか迷っていたのだけど、観てよかった〜!(まだチケット買えるし、しばらくはアーカイブが観られるようですよ。2500円くらいですよ。)

今回のイベントに脚本を書き下ろした野木亜紀子さん、手がけた作品は逃げ恥くらいしかちゃんと観ていないものの、社会派の脚本家さんというイメージがあった。でも、土台としてはエンターテイメント性に重きを置いているよう。2018年と前の記事ですが。


最後の最後まで、ひたすらに「どうやったら面白く見ていただけるのか」ということを考えています。(中略)「テレビを変えてやるぜ!」みたいな意気込みもいいですけど、むしろ「当たり前に面白いものを作る」っていうことが大事なんじゃないかと思うし、そこを忘れると足元をすくわれてしまいますから。そういう意味では、「当たり前の発想に戻る」ことがマストで、その上で、新しい視点をどう入れていくか。

エンターテイメントの可能性や、テレビの描くステレオタイプな女性像などについて語っているインタビューもみつけた(2020年10月の記事)。

わたしはエンターテイメントの力を信じていて。作品を見ながら、なんも考えずにガハハと、あるいはくすりと笑いたいときもある。そして、"面白い"から観ているなかで、自然と世の中の問題を知ったり、偏見が除かれていったりすることもある。"面白い"からこそ、多くの人に届けることができる。野木さんの作品もっと観てみたくなった。

配信イベントのおかげで興奮冷めやらぬ〜


Photo by notsugiさん
キレイな画像をありがとうございます✨







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