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#036 激甘『ダンシング・アローン・トゥゲザー』
セールだったからと言って高校生が買うもんじゃないな。買ったんだけれど(笑)。
#レイ・アンソニー ( #Ray_Anthony ) は #グレン・ミラー ( #Glenn_Miller ) 楽団にも所属していたトランぺッター。なんと、まだご存命。
元気な演奏もあるにはあるのだけれど、「スロームード」に振り切ったアルバムが多く、やはりそっちの方が印象に残りますね。
そして、レイ・アンソニーのトランペットも、とにかく、あまーく吹いていて、これ、ハマるとたまらない魅力になります。特にこのアルバムは、弦楽器入りで、さらにさらに、甘さが上乗せ。
アイスクリームの上に、ホイップクリームをのっけて、さらに、あんこと、黒蜜とメープルシロップを滴るほど垂らした、そんな感じ。カロリー過多。でも、好きな人にはたまらない。
高校生の時代は、ちょっと聞いては「甘すぎる、ぺっぺ」、ちょっと聞いては「ぺっぺ」とやっていたし、「こんなの聴いてばかりいたら阿保になる」とか突っぱねてたけど、きっと好きの裏返しだったんだよね。
歳とると「あぁ、なんであの時、素直になれなかったんだろう」とか反省して、この激甘サウンドを、涙にむせびなが享受するようになるのんだよね(だよねってなんだよ)。
この「The Party's Over」は、日本の映画番組のエンディングにも使われていたこともあり、僕よりもっと上のひとは、さらに感涙な一枚だそうです。
今日の教訓:歳よりは甘いものが好き
#音楽 #音楽レビュー #ジャズ #jazz #名盤 #名盤紹介