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# 037 「あれこれ考えないで、坐りなさい。」というのを拝聴しまして、年始の抱負

生まれてから、ほとんど家事をしてこなかった。
「家事が得意!」とか「苦手。。。」とかあんまり耳にしたことない。だから、そもそも得手不得手のある類のものなのか知らないけれど、やってこなかったのもあって、家事全般が苦手である。

そんな私も、リモートワークになってから、洗い物をするようになった。
妻は職業がら在宅というわけにはいかず。
仕事の合間、休憩がてら、そんな妻が帰ってくるまでの間に洗い物をこなしていく。

家にいるといっても、仕事をしているわけだから、毎日じゃないのだけれど。

それでも、2020年初め以来の習慣なので、多少の上達はしそうなもの。でも、相変わらず素人臭い洗い物さばきだった。

読書「あれこれ考えないで、坐りなさい。」

お正月。思い出してみると、だいたい三ヶ日の夜には必ずランニングをしていた。多分、箱根駅伝の影響(笑)

「今年こそ、運動習慣を身につける」と意気込んで、きっかり一月三日で終わりを告げる風物詩。

何度目かの歳男も終えた今年。趣向が変わった。

「散歩しよう」

オーディブルで本を聴きながら、1時間くらい近所を歩いている。
これがなかなかに贅沢な体験。気分もよくなるし、労せずに読書が進んでいく感じもして、難なく三日坊主の関を越えることができた。

聴いている本は、仕事領域に関わる専門書だったり、ビジネス本だったり。
あとは、思考を整える意味で『お坊さんの本』も選んでいる。

それで出会ったのが『あれこれ考えないで、坐りなさい。』

禅僧の中でも立派な方の書籍のようですけれども、聴いていて私の心を掴んだ言葉(一字一句正確ではないですが)

「悩み事をなくそうといって禅を始める人が多いけれど、悩み事があるのが人生なんです」

洗い物してて気づいたこと

洗い物が苦手な私は、シンクが山盛りになっているとパニックになるw
妻であれば器用に素早く美しく終えるだろう量の洗い物も、その量に面を喰らって一向に前へ進まない。

「はぁ。なんて不器用なんだろう」

そんな独り言より先に、似たような苦手さが頭の中によぎってきた。

  • そういえば、仕事でも、ブラウザのタブがすごい数でPCのパフォーマンスに影響するほどだなぁ、、、

  • そういえば、机も気がつくととっちらかっちゃうしなぁ

  • 片付けは昔から苦手だったなぁ

  • タスクが溢れて溺れることもしばしばだなぁ

そこまできて、思い出した。

「悩み事をなくそうといって禅を始める人が多いけれど、悩み事があるのが人生なんです」

苦手なことは多いけど、多分、大事なのはそこじゃない

まぁ、これに関しては悩みって感じじゃないのだけれど。
振り返ってみれば、幼い頃から苦手なことが多かった。

周りの友だちは普通にできるのに、私は全くできないこと。
勉強でも、運動でも、人間関係でも。

大人になって就職をしてからは、より顕著に苦手さの壁を感じてばかり。

だけど、苦手なりに出来ることで周りに貢献しようとはしていた。
苦手すぎて、その気持ちが全然伝わらなくて、誤解をされたり酷い評価を得てしんどい思いをしたこともあった、のかもしれない。

でも、それでもやめずにいると、いつの間にかこちらに気を配ってくれる人に出会えていた。その人たちの支えのお陰で、前を向くことができた。
そういう人が、また新しい仲間と繋いでくれた。

  • 「苦手なことをなくしたい」

  • 「人並みになりたい」

そういう発想を捨てられたとき、前に進めているような気がする。
「出来ること」に目を向けて、「自分の出せる価値」に集中したとき、扉は開くのかもしれない。

山盛りのシンクを目の前にして

シンクに作業場がないと、まともに洗い物もできない私。
でも、作業スペースができれば、そこそこ速度は上げられる。

だから、いまは、一個づつ洗おう。少しずつでいい。
洗い物を得意になることはないかもしれない。

だけど、多分、数年前よりはちょっとだけ上達している。
明日になったら「今以上ではありたい」そう思えている。

新年の抱負

  • ちゃんとする

  • やると決めたことはできるだけ継続する

  • 己の不足や苦手さばかりに目を向けない

ということで、続けると言って初めたnoteも、昨年よりは投稿しよう。
と年始に思い立って、もう1月が終わりそうだけどww

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