「いきなり期待させてくれる導入じゃないか。お手並み拝見」と読み始めたのが昨日。400ページもあるが、発見の連続でページが止まらない。読み終わった感想は「またしても神本を見つけてしまった…」。
それがJUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則だ。
先日「DIE WITH ZERO」を紹介したが、お金をテーマとしている意味では同じカテゴリー。「DIE WITH ZERO」がお金の意味という人生哲学的な内容なのに対して、本書は前半で「貯金力アップ」、後半で「投資力アップ」を100年以上のデータから分析し、提言している。
とにかく実践的であり、「とにかく稼げる方法が知りたいんじゃい!」というせっかちな人向きと言える。(ちなみに私もせっかちである。関西人なので)
余裕がある人は「DIE WITH ZERO」も合わせて購読することをおススメする。特に投資家にとって、どちらも本の値段以上の「投資」となるだろう。
「DIE WITH ZERO」について知りたければ、下の記事を読んでほしい。
まずは前半部分である貯金力アップ篇から紹介していきたい。
支出を切り詰めすぎるとストレスの悪影響のほうが大きくなるので「できる範囲で抑える」くらいでいいと筆者は言う。私も同意見だ。節約するのが楽しい人なら構わないけど、それより収入を増やしたり、投資する方が圧倒的に楽しい。
一度生活レベルを上げると、落とすのは難しいのもある。
アクティブファンド投信も裸足で逃げ出す手数料の高さだ。インデックス投信の代表格であるオルカンは購入時手数料0、維持手数料0.1%。天と地ほどの開きがある。
投資家として不動産投資は全く魅力的に見えず、むしろリスクが高すぎると思っていたが、データとして実証された。それでもワンルームとかの販売用不動産はサラリーマンに人気らしい。個人的には理解できないが…。
つまり、今の1年間の支出合計を25倍した金額があれば、老後を過ごすのに問題なくなるということだ。年金を加味すれば、この金額は更に少なくなる。是非とも計算してみてほしい。
続いて、後半の投資力アップ篇を紹介していく。
最新の消費者物価指数(2024年11月)では前年同月比2.9%上昇している。3%のインフレが維持されるとすると、23年で半減してしまう。西暦だと2048年になり、私も老後に突入しているかもしれない年齢だ。危機感を持って対策するかどうかで、老後格差は広がりそうだ。
私の場合はリスク選好が高い(攻め重視)ので、運用方針は基本的には株式だ。年齢が上がるにつれて債券の割合を高める予定。
この部分は明確に逆らう。今年から株式投資を本格化する予定。データサイエンティストにも私のワクワクは止められない!シビアな世界なので、時間をかけて取り組み、事後フォローも怠らないようにしよう。
「いますぐドルコスト平均法で投資せよ」この本の最も伝えたい部分がここだ。
老後は「守り」の運用をしなければならない理由。ここは覚えておきたい。
個別株の損切りラインに悩んでいたが、明確な答えが出た。
暴落時は買うチャンスと言われている。それを過去データから実証している。今後も間違いなく暴落は起こる。それは大地震と同じようなものだ。パニックにならず、冷静に見極めていきたい。
投資で一番難しいのは売却のタイミングだと思う。少しずつ売るというのは実践していきたい。
以上が内容紹介となるが、参考になる部分が非常に多かった。貯金や投資に興味がある人には心からオススメしたい。1800円するので躊躇ってしまうかもしれないが、本書を実践することで得られる経済効果と比べれば、微々たるものだと思う。
最後に、2024年の大晦日にnoteを始めてから、今のところ連続投稿している。これは「JUST KEEP WRITING 自動的に書けるわけがない「私」と「ブログ」の苦闘の法則」ではないだろうか。
「ただ書き続けろ」
それを胸に仕事始めの明日からも投稿していきたい。
#JUSTKEEPBUYING #私のイチオシ #ビジネス書 #読書 #投資 #貯金 #レビュー