誰かの良いところを見つけたい
僕は文章を書くのがすきだし、楽しいからnoteをやっています。
なので、他の方のように
「これを紹介したい」とか「こういう分野の魅力を伝えたい」という一貫したテーマを持っていません。
そういえば
なんか前、「noteの極意は、自分が伝えたいテーマなどを決めてから書くべし」みたいなことをどこかのまとめサイトみたいなところで読みましたが、
そんなもの無くても、「文章が書きたい」って思ったら、書けばいいじゃん。と思います。
テーマを持ってないと書いちゃいけないなんて、noteはそんな堅苦しい場所じゃありませんし、
それでもテーマを持ちなさいと言うならば、
「書きたいテーマが無い」っていうテーマだって良いと思います。
テーマを持っている人はそれでいいし、
テーマを持ってない人もそれでいいと思います。
そんな感じで、
「文章を書くのが好きで楽しいから」という理由だけでnoteを更新しています。
ここからようやく本題ですが、
じゃあ、
なぜ文章を書くのが好きで楽しいのかというと、
小さい頃、自分が書いた文章を人に褒められたからです。
小学生のとき、オリジナルの物語を自分で作っていたのですが、
小学生の時の先生は、ほんと褒め上手で、
僕の書いた文章をたくさん褒めてくれました。
そしたら、また褒めてもらいたいから、
調子に乗って、文章書いて先生のところに持っていくじゃないですか。
そんな感じで
小学生の僕は、文章を書いては先生のところに見せに行って、また文章書いて、を繰り返していたんです。
当時の僕は褒めてもらうほどの文章なんて書いてなかったと思うし、それなら現在は文章が上手くなったのかと聞かれればそんなことはあり得ませんが、
とにかくその先生のおかげで、
文章を書くのが好きになりました。
そして、たくさん文章を書く機会が自然と多かったことから、書き溜めてきた多くの作文を見て「今までこんなにたくさん書いてきた」という自分の自信にも繋がっていきました。
学校の教科の中で、国語が一番好きになったし、それが勉強意欲にも繋がって、
もっと良い文章を書きたいと、読書もするようになりました。
いま考えても
「褒めてくれた」「人が認めてくれた」ということって、単純だけど
めちゃくちゃ大切なことだなって思います。
心理学では、こんな感じで
教師が生徒を褒めたり、期待をかけたりすることで
生徒がその期待に応えようとして、成績を上げることを「ピグマリオン効果」とか言うらしいですけど、
そんなことはどうでもよくて、
「褒められた」「認められた」ってだけで、
人間って調子に乗って、
「もっと文章書きたい!」とか「本読みたい!」とか「国語好き!」とかになるんです。
それで大人になったらなったで、懲りずに
「文章書くの楽しいからnote始めよ」ってなってますし。
僕が単細胞の勘違いバカ野郎だという点を差し引いたとしても、「人から褒められる」という成功体験は、
人間の「承認欲求を満たしたい」という誰にでもある心理によって、多くの人の行動を変えられる行為なんじゃないかと思います。
積極的に人の良いところを見つけようとすることで、普段じゃ気がつがない相手の魅力を知ることができるし、
なんか忙しい時とか、人の粗探しばっかやってたなあと自分で反省したりもします。
「たしかにこの人はこの点が良くないところではあるけど、こういう面はすごいよな。そこには敵わないしな。見習って出来るようになろう」とか。
そんなこと考えてると、
苦手意識も薄まりますし、ちょっとギスギスした心もスッキリして余裕が出ます。
人の悪いところ探すなんて、自分のメンタルも荒んでいくし、相手との関係も悪くなるし、時間の無駄ですよね。
何より、そんな粗探ししてる人になりたくないじゃないですか。かっこ悪いし。
何かの良いところを探す能力を高めたほうが、
なんか仕事とか生活で役立ちそうじゃないですか?
前の記事でも少し書きましたが、
気の合わない人や苦手な人は、
一度「無理だ」と関わりを諦めてしまうと、
苦手な部分しか目に付かなくなるので、
良い部分が分からなくなってしまう。
でももしかしたら、
自分が最初に決めつけていただけで、
本当はすごい気が合うかもしれない。
そして、自分の狭い常識では思いつかないことを教えてくれるかもしれない。
だから否定ばかりしていたら、
自分の可能性を狭めるだけなんじゃないか。
たしかに
相手を褒めるとか、
人のことを素直に認めるとかって、
恥ずかしいし、何よりめんどくさい。
でも、そういう褒めてくれる人がいたおかげで、
僕は文章を書くのが好きになって、
いまnoteを書いています。
そして、好きなことを見つけさせてくれた小学生の頃の先生にすごく感謝しています。
そういう褒めてくれる人とか、認めてくれる人がもっともっとたくさんいた方が多くの人の行動が変わったり、まだ知らない魅力が見出されたりするし、
褒めた人にとっても、
否定せずに認めることで自分の考えが広がって自分の成長に繋がったり、心もスッキリしたり。
誰かの悪いところなんてのは、
誰でも見つけることが出来る。
でもそんな人になりたくないじゃないですか。
それなら最初から「この人の良いところは何だろう」って思っていたいんです。
ということで、スキを付けて褒めてください。
(やりやがったこいつ)
おわり