育業で気づいた社会の温かさ
2023年12月現在、育休中です。
東京都が育休の愛称を考えたようです。その名も「育業」。
以前の記事で、育休は「育児休業」なのか「育児休暇」なのかという話をしたのですが、こちらはそもそも省略形に愛称をつけるというユニークさです。
子育てをしていると、1日の時間はあっという間です。
時計を見たときには、「え、もうこんな時間。」なんてことは日常茶飯事。
学校のように決められたスケジュールで動くことがないのが家庭のメリットでデメリットですね。
さて、そんな中、家庭と職場だけではなく、地域社会の人々とかかわる機会が増えました。
まずは近所の方々。特に平日は退職をされた高齢者の方、同じく育児等でお休みをされている方との出会いは多くなりました。
私たち夫婦と同じように、子供の成長を喜んで声をかけてくれる方もおり、本当に幸せを感じます。
ちなみにウェルビーイングの研究からは、こういった人とのつながりを「非地位財」と言い、お金や地位ではない点から、ウェルビーイングが高まることが報告されています。
ベビーカー&電車を使うことも増えました。
こんなに積極的に「エレベーター」「優先座席付近」を集中的に利用させていただく機会って、めったにないなぁと思っています。
特にエレベーターで多くある出来事なのですが、私のベビーカーがエレベーターの乗るときまたは降りるときに、かなりの確率でエレベーターの開くボタンを押し続けてくれる方がいます。
本当にやさしい行動ができる人って、こんなにもたくさんいるのですね。
素直にうれしいなぁと思います。
これも当事者だから感じられることなのでしょうか。
当事者ではなくても、相手のことに思いを寄せているからできる行動なのでしょう。
社会全体で支える育業。
言葉で書くと大げさにも思いますが、実際は一人一人の思いやりの心を行動に移すことが、子育てをしやすい社会を作り上げているように思います。