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【展示予告】 中嶋健 浴衣展示/受注会 2021

↑中嶋健インスタグラムより

2021年6/19(土)〜6/27(日)、日本の引き染め職人・中嶋健による浴衣生地の受注会が京都の烏丸御池で行われる。

中嶋は京都を拠点に活動し、2019年より年一回の受注会を開催。グラフィックデザイナーの経歴を持ち、伝統的な色やデザインの枠に囚われない、鮮やかで自由な色彩が特徴。

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もともと大学で建築を学んでいた中嶋は洋楽やデザインが好きだったこともあり、卒業後渡米。海外生活の中で、自分の強みとして自国の文化をきちんともつことの大切さを痛感したという。その後、手仕事への憧れもあり、物作りのサイクルが早いデザイン業界から染色の世界へ転向した。

「引き染め」は染めの技法のひとつで、刷毛を引いて染めることからそう呼ばれている。広い面積を染色できるという利点がある反面、気象条件や気温や湿度、布の高低差などによる染料の偏りで染めむらができることもある難しい染め方で、豊富な経験と染料に関する知識などが必要とされる。中嶋はこれらの技術を独学で習得した。

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「もともと呉服業界にいたわけじゃないから、それが僕の強み。伝統的な色合わせや季節のモチーフに捕われすぎず、今までになかったデザインや発想を提供していきたいし、着る人にも自由に楽しんでもらいたい」 と話す。

海外の文化が好きだからこそ、日本の伝統にも関わっていきたいという中嶋。しかし、着物の高級化が進みすぎることでの文化の先細りも懸念しているという。

「絹の高額な着物だと、敷居が高くなって、間違いなく着ることだけに意識がいってしまう。その点、浴衣や綿の着物だと、ハードルも下がって着やすくなる。ちょっとくらい着崩れしても、スタイリングが自己流でも、自分たちの文化をデイリーに纏う機会が増えてくれればいい」と、まずは楽しむことで和装を広め、継承していきたいという思いから浴衣の受注会を続けている。

受注会でのオーダー後、反物は一点ずつ中嶋の工房で手染めされる。反物を浴衣に仕立ててもらうオプションもあり。会場でぜひ、中嶋の手仕事や熱い思いに触れて欲しい。

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中嶋健 浴衣展示/受注会 2021
日程:6/19(土)〜6/27(日)
時間:13:00-18:00
場所:(株)加徳ショールーム
住所 604-0827
京都府京都市中京区瓦町562 (最寄り:地下鉄烏丸御池駅)
HP: https://www.takeshi-nakajima.com


写真はご本人から提供いただきました。

参考サイト:きもの用語大全 http://www.so-bien.com/kimono/技術/引き染め.html


>>> 染めの世界へ転向し、引き染めの技術を独習した話について詳しく語ってもらいました【インタビュー】 引き染め職人 中嶋健

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