aoi minakami

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    aoi minakami |#インタビュー #アート の関連記事をまとめたポートフォリオ これまでの全記事はこちらから:https://note.com/monito/m/m659724e8986b

  • 鷗外とその家族

    2022年にスタートしたチャレンジ企画。鷗外長女・森茉莉の著書を出発点に、鷗外とその家族の姿に迫るシリーズ。 3年目に突入した本年は、茉莉がパリに滞在した1920年頃の文化や社会背景と絡めて描いていきたいです。 Contact:https://fantastique824.studio.site/contact

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Bojour/ 自己紹介(2024)

こんにちは、aoiです。 このnoteでは2018より「テキストの実験ラボ」と称して、エッセイ、詩、インタビューなどをアップしています。2024年の主な活動(予定含む)を紹介します。 #インタビュー #アート 関連記事 2020年より、デザイナーや職人、アーティストなどのクリエイターらと関係を築きながらインタビュー記事やアート関連記事を執筆しています。 クリエイターとの共同企画、自主企画、依頼による企画等があります。 ▼直近のものや反響が大きかったものは、ポートフォリ

    • グッバイ、夏

      三連休の最終日の夕方は、夏のサンダルの手入れをして終えた。 ここ数年夏はもっぱらマルニのフスベットとセリーヌのベロアサンダルで過ごしている。 こう書くといかにも立派なシューズコレクションのように聞こえるが、どちらもメルカリで状態のいいものを数千円〜1万円代でおとした。ともにブラック。 フラットサンダルのフスベットはその昔、マルニの販売員から聞いたところによると、ソール面がタイヤの素材でできており、そこにジュート(麻縄)が縫い込まれているので非常に耐久性があって、滑りにく

      • シチリア産 MiyagawaはミカンのAya Nakamura?

        夕方、いつもと同じように 過ごしていると 窓の外が真っ暗になっており 日が落ちるのが早くなったものだと 驚かされる 日中の熱気はさっと引いて リンリン シンシン 辺りは静けさに満ちている この空気がやってくると 条件反射のように 青いみかんが食べたくなる 夏の日差しと湿気に酷使された体には 休息とビタミンが必要だ 早生の出回る 青く、清々しい季節は そのまま小学校の運動会の記憶につながる 秋の空気を感じる 子供時代の切なさと フレッシュな酸味が重なって 夏疲れした体

        • 〈再掲〉 ミラノの市

          過去のエッセイ掘り起こり&紹介企画。 今回は2022年にミラノへ行った時の朝市の様子を書いたエッセイです。 イタリア各地から集まったカラフルでフレッシュな野菜、果物。 色とりどりのオリーブ、唐辛子の酢漬けや瓶詰め。 白衣姿で銀髪オールバック、眼光厳しい主人が切り分けるハムやチーズetc… 読み返していたら涙(そしてよだれ)がでてきた笑 みなさんも一緒に、ミラノの朝市へ買い物にでかけませんか? 上記リンク「ミラノの市」からどうぞ^^

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          写真で巡る 南仏レモンの街 マントン

          今年の5月に南仏を訪れ、大好きな町の一つマントンで日曜の午後を過ごした。 マントンはフランスのコート・ダ・ジュール(地中海沿岸)にある、イタリアとの国境の町。ニース からバスや電車で気軽に行くことができる。 半日から1日あれば徒歩で回れるコンパクトさで、特に目的をもたずとも、のんびりぶらつくだけでも楽しめるかわいい町だ。 ♪ではマントン散策スタート 海岸沿いの遊歩道。 長い砂浜沿いに沿って幅の広い散歩道が伸び、そこに無数のバーやレストランのテラス席が並んでいる。 テ

          写真で巡る 南仏レモンの街 マントン

          留学やワーホリを考えているひとへ #自分で選んでよかったこと

          留学やワーホリなどの海外生活を考えている、もしくは興味がある人には二種類の人がいると思う。一つは親や友達など、周りから賛同されたり応援されたりしている人。もう一方は反対されたり、批判されたりしている人。 そもそも海外へ出ていく人というのは、最終的には周りの声など振り切って飛び出していくようなエネルギーを内包しているのだが、それでも否定的な空気に晒され続けることへの消耗は激しいものである。 この文章は、少しでもそういう人たちへの力添えになればという思いで書いている。 私は

          留学やワーホリを考えているひとへ #自分で選んでよかったこと

          茉莉とオリンピック

          パリオリンピックが近づき、メディアも色々と騒がしくなりはじめた。オリンピックの直前になると、目標はメダル何個とか、誰それがメダル最有力候補…といった報道も目立つが、今回は鷗外長女で作家の森茉莉のスポーツに対する見解を紹介したい。 『世間で褒め称えられるのは根性をもつ人間である。東京オリンピックの大松精神の如きものを持つ人間である、という通念がある。(中略)日本の選手たちが競技する場合、鉢巻をし、体中の筋肉がコリコリになったようになって遣り、優勝すると抱き合って泣き、負ければ

          茉莉とオリンピック

          鷗外とその家族⑥ 怒りと静けさの筆致の間で 作家の顔を持つ鷗外妻・志け

           森鷗外の二番目の妻、志けは気性が激しく、鷗外が夫婦のやりとりをモデルにした短編小説「半日」を発表したことで、世間に悪妻として知られている。その汚名が今日にまで残っている不運に比べ、彼女が明治の一時期作家として活動していたことはあまり知られていない。  志けは気が強かったが、嫁ぎ先で同居していた義母・峰(鷗外の母)も我が強かった。二人は衝突し、志けはヒステリーを起こして不満を夫にぶつけていたが、鷗外はこれを小説にしたのだった。  志けが作家活動を始めたのは、日々怒りを撒き

          鷗外とその家族⑥ 怒りと静けさの筆致の間で 作家の顔を持つ鷗外妻・志け

          【ポートフォリオ紹介】 #インタビュー #アート 関連記事

          aoi minakami ポートフォリオ紹介 2020年より、デザイナーや職人、アーティストなどのクリエイターらと関係を築きながらインタビュー記事やアート関連記事を執筆しています。 #インタビュー インタビュイー(話者)の活動や仕事への思いを伺うとともに、話し手の言葉から人柄を描きます。 インタビューをもとにクリエイターの経歴を紹介するバイオグラフィー記事(展覧会などで使用)や、個展やポップアップの紹介記事を執筆します。 ▼直近のものや、反響の多かった過去記事をまとめて

          【ポートフォリオ紹介】 #インタビュー #アート 関連記事

          【寄稿文】栗原亜也子個展 「星空のつくりかた」

          〈ポートフォリオ〉 2024年3月30日(土曜日)ー2024年4月7日(日曜日)に伊豆大島のギャラリー「星の発着所」で開催された栗原亜也子さん個展「星空のつくりかた」に寄せた寄稿文です。 栗原亜也子さんのウェブサイト等に【展覧会紹介メッセージ】として掲載されました。 栗原亜也子さん個展「星空のつくりかた」関連記事:

          【寄稿文】栗原亜也子個展 「星空のつくりかた」

          【アトリエ訪問】 引染め職人 中嶋健さん

          引き染め職人 中嶋健さんアトリエ訪問 @mikan_bagsのクレモンティーヌと、引き染め職人中嶋健(なかじま たけし)さん@takeshi.nakajimaのアトリエ(京都・嵐山)を訪れました。 中嶋さんはハケで直接生地に色を引いていく染色技法「引き染め」の職人です。伝統的なテクニックを用いつつ、自由な色彩や図柄で、浴衣生地、クッションカバー等のファブリック、オーダーメイドの店舗用のれん等をてがけています。 クレモンティーヌは自身のブランドmikan bagsで古い着物

          【アトリエ訪問】 引染め職人 中嶋健さん

          【クリエーター紹介】 引き染め職人・中嶋健 (2024)

          日常にとけこむモダンなデザインで伝統を次世代へ継承する 中嶋健は滋賀県出身で、京都を拠点にする日本の引き染め職人。 「引き染め」とは日本の伝統的な染め技法のひとつで、刷毛を使って直接生地に色を乗せていくのが特徴。 グラッフィクデザイナーから転向した中嶋は、ぼかしなどの伝統的な技を用いつつも、鮮やかな色彩と大胆な図柄の浴衣生地などを制作し、現代的な和装の提案を積極的に行っている。 引き染めには広い面積を染色できるという利点がある反面、気象条件や気温や湿度、布の高低差など

          【クリエーター紹介】 引き染め職人・中嶋健 (2024)

          さよならMP59 パリ地下鉄 最古参車両のラストラン

          インスタグラムでパリの地下鉄を走る最古参の車両MP59のラストランの様子が紹介されていた。 1963年に1番線、ついで4番線で運行を開始し、現在は11番線を運行しているMP59。61年間、パリとその周辺地域の乗客を運んだ車両とのお別れに、小さい頃からこの車両に親しんだ世代、20代の鉄道ファンなど、幅広い人たちが詰めかけた。 MP59は当時としては画期的だったゴムタイヤ式地下鉄だそうで(通常、地下鉄の車輪は鉄製)、ゴムタイヤ式がどんなものか詳しく知りたい方は、こちらのウィキ

          さよならMP59 パリ地下鉄 最古参車両のラストラン

          「薔薇王の葬列」と松岡版シェークスピア

          アニメ化もされた菅野文さんのマンガ「薔薇王の葬列」はシェークスピアの「ヘンリー六世」と「リチャード三世」を下敷きに描かれるダークファンタジーで、私は同著がきっかけとなりシェークスピア史劇に触れた。 この記事ではマンガ「薔薇王の葬列」と松岡和子さんの訳によるシェークスピア作品との間を行ったり来たりしながら、両者(菅野さん、松岡さん)による作品の魅力やその仕事ぶりを紹介したい。 ■「薔薇王の葬列」とシャークスピア史劇 ネットの無料配信期間に、偶然「薔薇王の葬列」を知って読み

          「薔薇王の葬列」と松岡版シェークスピア

          「鷗外とその家族」シリーズについて(2024)

          「鷗外とその家族」は、鷗外の長女・森茉莉のエッセイが好きで、家族に書かれたものが面白かったことから、2022年にスタートしたシリーズで、意外にも本noteで一番読まれています。 茉莉のエッセイに始まり、鷗外のほかの子どもたちや親族が書いた著作、文京区の鷗外記念館の訪問などをもとに、現代的な視点で鷗外一家の像の描写に挑んでいます。 2023年は記事投稿のペースが落ちていましたが、調査は継続していました。 同年5月には晩年の茉莉が通った世田谷の喫茶店・邪宗門(お店自体は2代目

          「鷗外とその家族」シリーズについて(2024)

          伊豆大島 椿と山桜のコントラスト

          先日、アーティスト・栗原亜也子さんの伊豆大島での展示紹介記事を執筆した縁で、伊豆大島へ行ってきました。 関東圏では東京から1時間45分、気軽に行ける都内の島(伊豆大島は東京都に属している)として知られていますが、関西圏ではなじみの薄い伊豆大島。 記事執筆に際した取材はZoomによるインタビューが中心だったため、亜也子さんの話や写真、ウェブサイト等で情報を集めつつ、想像をふくらませながら書きました。 そして4月のはじめ、展示会期に合わせて島を訪れました。 滞在中はあいにく

          伊豆大島 椿と山桜のコントラスト