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【アトリエ訪問】 引染め職人 中嶋健さん


中嶋さん(左)とクレモンティーヌ(右)

引き染め職人 中嶋健さんアトリエ訪問
@mikan_bagsのクレモンティーヌと、引き染め職人中嶋健(なかじま たけし)さん@takeshi.nakajimaのアトリエ(京都・嵐山)を訪れました。

中嶋さんはハケで直接生地に色を引いていく染色技法「引き染め」の職人です。伝統的なテクニックを用いつつ、自由な色彩や図柄で、浴衣生地、クッションカバー等のファブリック、オーダーメイドの店舗用のれん等をてがけています。

中嶋さん染色による浴衣スタイリング(写真提供:中嶋健)

クレモンティーヌは自身のブランドmikan bagsで古い着物の帯等を、メッシュや防水ファスナーなどスポーツテイストのパーツと組み合わせ、アップサイクルしたバッグを製作しています。

フランス取材にも持って行ったminakamiが愛用するmikan bags PC用バッグ

どちらのクリエーターも浴衣や着物を着る際、スニーカーやキャップ、リュックなどを合わせても全然いいじゃん、といったスタイリングセンスを持っており、今日のライフスタイルにフィットした着物や和装文化を提案しています

以前から二人のモノづくりやファッションに関するビジョンに共感するとともに、共通する部分があるなと感じていたので、今回対面がかなってうれしいです^^


引き染め体験
アトリエでは引き染めの実演と体験もさせていただきました。
まず、マスター(師匠)中嶋さんの実演から。グレーと青の二色をのせて、刷毛を用いて境界でぼかす「ぼかし」のテクニックを披露。
手際よく色をのせ、あっという間にマーク・ロスコの絵画のような、夜の海と空のような、美しいグラデーションが浮かびあがります。


ぼかしの見本をみせてくれる中嶋さん

次にクレモンティーヌが挑戦。
生地に刷毛あてると、両端をロープで引っ張れた布がハンモックのように揺れる、揺れる…中嶋さんが色を引いているときは全く布が動いていなかったので、一見簡単なようみ見える動作でもテクニックがいるのだということを知りました。

ぼかしに挑戦するクレモンティーヌ


残りの布には、より自由に好きなものを描いていきます。

クレモンティーヌは燃える嵐山の山々を、私は桂川を描きました。
中嶋さんのほうで、色を定着させるために布を蒸しに出したあと、クレモンティーヌがバッグにしてくれるそうです。なんとぜいたくな、クリエーター同志の交流!
私は記事執筆担当です^^

中嶋さん、アトリエ訪問ありがとうございました♪

中嶋健さん紹介記事:


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