【異郷日記】9/9/24 怒りのあとの過ごし方
月曜日、朝はオンラインヨガに参加。ホテルで装備は不足していたが、今の自分には必要だと思ってやりくりした。始まってわりとすぐに、電気ドリルの爆音が響いて、ヨガのインストラクションが聞こえない。腹が立った。時計を見たら7時15分だった。友人であるヨガの先生が、朝早いねぇ、まぁそんなこともあるよね、といつもののんびりした感じで言っていたので、私もクールダウンでき、時折音の大きさにやはりイライラしつつも、耳を澄ませて聞き、クラスに最後まで参加できた。じんわり汗もかいたし、やり遂げた達成感があった。少しだけ、なぜホテルにいるかの話。怒りを翌日に持ち越さない、起きたことと感情を分ける、感情は振り落として事実だけをみて対処する、ということだった。怒りを翌日に持ち越さないのは、実家の家族が形だけ取り入れていて、前夜言い合って、不満が残っていたり解決していなくても、おはようと挨拶する、そして多くの問題は、曖昧なまま放置されるのが暗黙のルールだった。その時はわからなかったが、その積み重ねの結果起きた問題もある。それを繰り返すのではなく、事実の部分で改善策などを話すのが必要だと改めて確認した。
そのあとチェックアウトギリギリまでゆっくりしたかったが、工事の音や従業員の声、外の車の音など騒音がけっこうあり、早めに家に帰った。
お昼は先に予定していた、お友達とのランチへ。狭いパーキングで停めるのに冷や汗をかいたが、お友達の誘導のおかげでうまく停められた。驚いたことに、メニューは韓国のコチュジャンやキムチを調味料を使ったフュージョンがけっこう多くて、複雑なフレーバーばかり。現地の人も辛いものが好きな人や若者もこうした発酵食品が好きな人が多い。おそるおそる頼んだハンバーガーは、ベトナムのバインミーみたいな味で美味しかった。隣の東アジア系のカップルはすごい速さでパンケーキと何かのランチを食べて帰って行った。
デザートは移動して、台湾のお店。バスクチーズケーキのフレーバーがたくさんあったが抹茶を選んだ。日本の秋、モンブランもあって嬉しい。抹茶がちゃんと苦くてでも甘くてとても美味しかった。モンブランの中には柚子味のフィリングもあって、斬新だった。今回は他にもいろいろ話したけど、つい姻族のこと、それにまつわる話題をたくさん話してしまったことを反省。表面的には落ち着いているけど、燻ってる気持ちって、こうして急に思いがけなく出てくると思った。
夜は、家人と夕食後、母と話す。大きくて静かで周りに木々以外に何もない実家に1人でいられるのがえらいなと思った。数ヶ月前から読みかけている本を読んでゆっくりした。家人とは何も具体的なことを話すに至らなかったが、また機を見て話せるだろう、それは今までもできていたから。昔のよくない癖の繰り返しになっている気もしたが、すぐ言えばいいってもんでもないし、こうしてゆっくり過ごす時を経て、必ずあとで機会はくるし、作るものだと思った。実家のやり方も途中まではよかったんだが、最後の詰め方がうまくなかったんだなと思った。静かに過ごして早めに寝た。
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