文化とファッションの交差点で。
からだのこともあって、しばらくグルテンフリー生活をしている。その昔、なぜだか自然とヴィーガンになり、そうしてペスカタリアンになり、という流れを経て今にいたるわけだが、肉はいいとしてもやはりグルテンは摂取しない生活が合っている。少しだけならいいのだが、一定量を越えると糖分過多も相まって動けなくなる。インドカレー屋で働いていたとき、よく店を出た瞬間にバターーーン!!!!と倒れてしまうお客さんがいた。圧倒的に女性が多かったが、男性も少なからずいた。理由は総て、糖分過多によるものだった。ナンをたくさん食べ、バターマサラカレーなどのコッテリしたカレーもたくさん食べ、最終的にマンゴーラッシーを飲んだりアイスを食べたりしたことによるものである。血糖値が一気に上がり、からだがそれに耐えきれなくなり倒れてしまう。こう言うと不謹慎だが、なかなかにスリリングな状況であった。砂糖は麻薬と一緒だ。むしろ、麻薬よりも怖いものなのかもしれない。今日はなぜだか、やたらと腹が減った。暴食とまではいかないが、よくご飯を食べた。食う、寝る、笑う。これだけで、病と呼ばれる類いのものは総て治ってしまうのではないかと思う。わたしは明らかに、ご飯をあまり食べない。食べずに飲んで、そうして夜寝れなくなり、ショートスリーパーとしてのポジションに磨きをかけていってしまう。結局5キロ減ったままの体重は戻ってはいないが、それでもコケた頬はすこしばかりふっくらしてきたように思う。あまりにも細いと、保健室の人体模型君のようになっていってしまうので、やはり人並みには肉をつけたい。だが、からだが軽いのはそれはそれで筋トレなどいろいろなことが非常にやりやすいので、まァ、このままでも正直いいと思っている。結局何がいいたいのかわからなくなってしまった。いつものことだが、やはり、文というのは書かなくなると途端に鈍る。これはピアノもダンスも同じだ。ウム。右手首が大分治ってきた。まだ骨が完全にくっついてはいないので、包帯で固定をしている。それでもかなり可動域が広がったので楽にはなった。包帯をはずせば、両手で洗い物ができる!お風呂で髪を洗うことも、歯を磨くことも、顔を洗うことも、なんだってできる。両手が使えることがこんなにもありがたいことだったとは、知らなかった。唐突だが、タトゥーの話をしようと思う。わたしの右肩にはタトゥーが入っている。3つの頭をもつ蛇、ウロボロスのサークル、そしてある日、天空に見えた雲の形、そしてわたしの方から見るとその形は"アナーキスト"のそれを表している。まだいれてから1年ちょっとしか経っていない。今やタトゥーはファッション感覚で入れるひとも多く、珍しいことではないので周りの目がだいぶ寛容になった。だがしかし、わたしのタトゥーはファッションではない。どちらかといえば通過儀礼のひとつだと思っている。この感覚のことを話すには、その昔、タヒチアンダンスをやっていたときにまで遡らねばならない。タトゥーというものは実は、本来は"タタウ"と言い、タヒチの伝統的な文化、風習のひとつである。生きざまを身体に刻む、ご先祖様の魂を肌に刻むことでお守りとし、自らもその道を志すと周りに示すための道標でもある。わたしが昔通っていたスクールに、タヒチアンの男性ダンサーが講師として所属していた。そのスクールはかなり歴史が古いところで、タヒチがフランス領になり、キリスト教によってタヒチアンダンスが禁止されていた時代にも踊り続けた、いわばタヒチアンダンス界の重鎮と呼ばれるひとがいたスクールでもあった。彼はその重鎮の息子で、タヒチアンダンスの未来を担うスーパースターのような存在でもあった。彼の両足にはビッシリとタトゥーが施され、それぞれひとの形、仕事、生業、踊り、歌や音楽、など、実にさまざまなトライバル模様が施されていた。わたしはとても興味があったので、「これはなんの模様ですか?」とよく、隙あらば彼に質問していた。「これは、おじいさんのことが彫ってあります。おじいさんは大工でした。これはひいおじいさんです。彼はミュージシャンでした。だからドラムを叩く模様になっています。」彼の長い足を伝って、家族の歴史が刻まれている。そして何よりも、トライバルタトゥー独特のネイビーの発色が、本当に美しいと思った。その後時は流れ、わたしの写真の師匠のトライバルタトゥーを見せてもらう機会が訪れた。彼のタトゥーは、"風"を表したトライバル模様で、ネイティブアメリカンのひとに彫ってもらったと言っていた。彼もまた、生きるために道標を刻んだ人間の一人だった。みんな、魂の声を聴くために、自分を奮い立たせるために自らの身体に誓いを刻んでいる。別にそんなことをしなくたって、自分に誓いを立てて生きていくことはできる。タトゥーはただそのひとつの、象徴のようなものであるというだけだ。そしてファッションでいれることに関しても、わたしは特段なにかを思ったりしているわけではない。ただ、"自分が何歳になってもこの印が入っている"ということは理解しておく必要があるだろうな、ということは肝に銘じている。"思考は身体に現れる。"これもまた、紛れもない、真実なのだろう。
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レストランショーやります!!!
日にち 2/16(木)
時間 20:00から
チャージ ¥500+ご飲食代
場所 高円寺Rumi
杉並区高円寺北3-2-15
BOLBOL2号店 Rumi 1階
⭐ご予約はわたしか、直接お店にお電話ください。
電話番号 03-5356-6640
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