シェア
有馬真一@編集者
2023年6月23日 19:38
日本銀行が公開している資料や論文ですと、江戸時代初期の慶長小判1枚(1両)は、現在の貨幣価値でおよそ10万円であったとしています。これは、当時の米価を基準とした計算だと思われ、金1両を米1石(約180kg)として取引していたという、日本の商慣習をベースに導き出した値でしょう。現在の米1kgは、ブランド米で700円程、そんなに知られていない米で400円ほどですので、12万6,000円~7万2000円
2023年1月24日 20:31
徳川家康の貨幣制度……と前回のラストに宣言をしたわけですが、せっかくですから徳川家康がオリジナルの(まあ、多分に武田家の甲州金制度のパクリではあるのですが)貨幣制度を作る前にどのような動きをしていたかについて、解説を行っておきたいと思います。前回に引き続き、また一般的な歴史の本には掲載されない貨幣の紹介となります。何故わざわざそんな貨幣を、紹介するのかと思われるかもしれませんが、これらの貨幣に