#7 外貨預金のすすめ
皆さん、こんにちは!
記事をご覧いただき、誠にありがとうございます。
今回は外貨預金をテーマにします。
歴史的な円安水準にある昨今ですが、背景には日本と海外の金利差があります。
具体的には、日本の政策金利が0.10%なのに対して、米国の場合は5.25%~5.50%、英国の場合は5.25%となっています。
その結果、日本では銀行に日本円を預けていても雀の涙ほどの金利しか得られない一方、私が駐在している英国で銀行にポンドを預ければ、普通預金でも1.5%程度、定期預金では4.0%程度の金利を得られます。
これは英国のケースですが、例えば私が海外赴任前に開設したソニー銀行の米ドル建て定期預金では、預入期間3ヶ月で4.0%、預入期間6ヶ月で5.1%という高い金利を得られます。
このように外貨預金は日本にいる方でも高い金利を得られる資産運用ツールなので、今回の記事を通じて理解を深めていただけたら幸いです。
外貨預金って何?
外貨預金とは、米ドルやポンドなど日本円以外の通貨の預金のことを言います。
外貨預金には普通預金と定期預金の2種類があります。
普通預金は預金の出し入れが自由にできる一方で、金利水準は定期預金よりも低めに設定されています。また、金利は変動金利が適用されます。
定期預金は預金の出し入れが自由に出来ず、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年など預入期間は預金が拘束される代わりに普通預金よりも高い金利を得られます。また、金利は預入期間中は固定金利が適用されます。
外貨預金の特徴
外貨預金の特徴は以下の3つです。
①預け入れた外国通貨の金利を受け取ることができる
→各国の政策金利の水準に基づいて、各銀行は外貨預金の金利水準を設定しています。
一般的に外貨預金を取り扱う銀行のうち、メガバンクなどの都市銀行よりも、住信SBI銀行やソニー銀行などの方が高い水準の金利を設定しています。
②為替レートの変動によって為替差益または為替差損が発生する
→購入時点の為替レートと比較して、円安になれば外貨の価値が高まり為替差益が、円高になれば外貨の価値が下がり為替差損が発生します。
昨今は海外では政策金利を引き上げたことで、内外金利差を反映して円安が続いたため、②の為替差益を得やすい環境でした。
しかしながら、今後は海外で政策金利の引き下げが予想されるため、外貨金利の水準が低下する可能性があることはご留意ください。
③日本円と外貨の振替時に為替手数料が発生する
→日本円を外貨に振り替える時、もしくは外貨を日本円に戻す時にそれぞれ為替手数料が発生します。
為替手数料は通貨毎に各銀行が設定していますが、一般的にはメガバンクなどの都市銀行よりも、住信SBI銀行やソニー銀行などの方が為替手数料が低いです。
終わりに
本日は外貨預金について紹介しました。
一部の銀行では海外やオンラインショッピングで、外貨預金をそのまま決済に使えるサービスも提供されており、海外旅行や海外駐在時に役に立つという点も外貨預金の隠れたメリットになります。
一方で、足元は海外での政策金利引き下げの可能性が高まっており、外貨預金の金利水準が下がるケースや円高進行による為替差損が発生するケースがあり得るので、個人的には外貨積立を少額で始めるのが良いのではないかと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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