良い塩梅って難しい。
爽やかな気候になってきましたね。
昨日からゴールデンウィークに入っている方も
いらっしゃるでしょうか?
私はと言いますと、気持ちの良い気温に誘われ
3日連続で2時間、泥のようにお昼寝しました。
月の最終週はいつものリハビリの先生・訪看さんに加え
ケアマネさんの面談、訪問の先生と看護師さんが来てくださるので
毎日のように人と会ってバタバタと過ごしました。
色んな方にお会いすると気分転換になってとても良いけれど
私自身根っからのずぼら人間なので
他所の人が家の中に来ること自体が一大事。
<あっ!蜘蛛の巣だらけだ、掃除しなくちゃ>とか
<玄関だけでも小奇麗にした方がいいよね?>
なんて一応体裁を取り繕う算段を
するだけでドバっと疲れてしまうんですよね。
26日は月一の往診の日。
お世話になってるT先生はとっても元気で気さくな方で
いつも「やぁ、達三さん!きょうも元気かい?」と
話しかけて下さるのですが
その元気パワーをもらった父が突如覚醒し
先生の問いかけにキチンと受け答えしているのに驚きました。
私ら家族には「天井に大根が生えているから4番目のをとって欲しい」やら
「掌の年齢可変装置を動かすと年を取る」等など
妄想炸裂な会話しかしないのに・・・さすが外面良男です。
いつになくまともな様子の父を診たT先生と看護師さんから
「体調は問題ないし、人と会うと元気になれるから、一度どう?」と
デイサービスのご提案を頂きました。
父がデイサービスに行っている間、
私達家族が楽に過ごせるとのご配慮だとはおもいますが・・・
その前後がかなり大変な事になるのは想像に容易いです。
案の定、T先生に会ってから一日中母や私を呼びまくるという
随分面倒な事態に陥いりこちらのストレスが倍増です。
<元気な人に会うってお父さんには刺激が強すぎるんだよなぁ>
覚醒した父とのへんてこな会話は面白いけど
その都度介護する側が振り回されてしまい
めちゃ疲れるので私としては大人しい方がありがたい。
父的にも元気な状態のベースが
楽しく心穏やかな世界と言うわけではなく、
妄想・恐怖・不安の世界なので多少ぼんや~りとしていた方が
精神的しんどさが少ないのではないかと推測しています。
と言うワケで2錠に減らしていた
寝る前のリスペリドンをまたMAXの3錠に戻しました!
こんな感じでリスペリドンの効果の上に我が家の平安が
成り立っていると言っても過言ではありません。
しかしこのお薬、訪看さん達から何度も分量の確認が入る程
丁度よい所を見極めるのが難しいお薬みたいです。
実際、一年使ってみると量の調節がうまく行かない事も。
父の場合、減らしたら急激に妄想が増え一日中喋りまくったり、
増やすと過鎮静で褥瘡が出来たり飲み込みが出来なくなります。
今回の往診分から粒の薬を全て粉砕して貰えるようになったので
<リスペリドンの調節が少しは上手くできるかも?>と
思ったのですが、昨日・今日は薬が効きすぎたのか
それとも沢山の人に会って気疲れしたのか
一日中寝ていて反応が乏しいです。
食事は呼びかけると思い出してご飯をなんとか飲み下すといった感じ。
良い塩梅にするには熟練のさじ加減が必要だなぁと感じています。