妄想沼の中心で怒りを叫ぶ
最近またまた父の調子が芳しくなく目が離せない状態です。
せん妄の世界、たっちゃんランドへ先週末辺りから
ズルズルと入った父はあっという間に寝たきり生活です。
一日中夢うつつなので食事やトイレの認識がなくなっています。
数日間は話しかけても反応が薄くただ頷くだけでした。
それが昨日なって突如スイッチが入り
知り合いや親しい友人(皆他界している)が
ロシアの捕虜になってしまったという妄想に取りつかれ
本気で号泣するのです。
私:「大丈夫だよ。皆助かって安全な場所にいるよ。」となだめると
父:「何万人、何十万人もロシアに連れて行かれて・・・ゔあぁぁー」と
また泣き出す。
以前見たウクライナとロシアの戦争のニュースが
脳裏にこびりついているのでしょうね。
毎日垂れ流しにされている悲痛な話題が
知らぬ間に父の心や脳に染み込んでいたようです。
なのでいつものようにバッチフラワーレメディーを飲んでもらいました。
今回投入したレメディーは
・チェリープラム・ロックローズ・ゴースの3つ。
・チェリープラム:コントロールを失い自分や他人に何をするか分からない。
・ロックローズ:恐れと極度の恐怖心。
・ゴース:不当に感じられる、希望の持てない絶望と敗北感。
出典:バッチフラワーレメディーワークブック ステファン・ボール著
林サオダ訳 フレグランスジャーナル社より
レメディーを摂取し数時間はトーンダウンしました。
しかし選定したレメディーがヒットしなかったのか
午後10時を過ぎ眠剤を飲む時間になり
突如目を剥いて「ウォー・ウォー」と大声で叫び始めました。
その様はまるで映画「エクソシスト」の一場面を見ているよう。
意識がこちらに来ている時は「はあぁ、疲れた・・・」と言うのに
またすぐに大声で叫ぶので声がかれています。
眠剤の量を普段の倍にして様子を見ましたが
父の咆哮は午前2時半まで続きました。
ご近所迷惑になりそうなボリュームで断続的に叫ぶのです。
毎晩こんな感じだとホントたまらんわ。
父の症状がせん妄なのか、それとも認知症の症状なのか???
これはメンタルの先生に相談だな。
あいにく昨日からクリニックがお休みに入ってしまったので
連休明けに相談してみようという事になりました。
現状を伝える為父の様子を動画撮影です。
そんなこんなで昨晩はなかなか寝付けなくて
動画サイトで何か良い情報はないかと探していたら
さとう式リンパケアの佐藤先生が
認知症の人への接し方をレクチャーしている動画を見つけました。
それともう一つ私の興味を捉えたのは佐藤先生の別動画で
体の痛みやこわばりは怒りと悲しみから来るというお話。
この動画を見た時、あぁ、父は長年の怒りと悲しみを
目一杯ため込んでいたんだなぁと。
昨晩の咆哮と嗚咽はそれらが一気に爆発したのだと感じました。
そこで今朝新たに以下2つのバッチフラワーレメディーを追加。
どちらも強い怒りの感情に対するレメディーです。
・ホリー:憎悪・嫉妬・猜疑心・恨み等のネガティブ感情に結び付く怒り
・ウィロー:自己憐憫と他人のせいだと思う恨みつらみから来る怒り
出典:バッチフラワーレメディーワークブック ステファン・ボール著
林サオダ訳 フレグランスジャーナル社より
この2つのレメディーとさとう式認知症の人への接し方が
上手くヒットして父の興奮を抑えてくれたようです。
起き抜けの時は支離滅裂な事を話しながら号泣していましたが
30分程で驚くほど落ち着いて食事と着替えが出来ました。
怒りをため込むと肝臓を傷めると聞いたことをふと思い出しました。
父の長年の持病は膵炎と肝硬変一歩手前の肝炎です。
肝臓と怒りは本当に密接に繋がっているんですね。
そこでドラッグストアへ行き
「抑肝散加芍薬黄連(ヨクカンサンカシャクヤクオウレン)錠」
という認知症等で攻撃的な態度やイライラに効くと近頃評判の
漢方薬を買ってみました。
次のメンタルクリニックの診察日まで2週間以上あるので
この漢方薬が少しでも父の怒りに効くと助かるなぁと思っています。
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