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コロナ禍でダメージを食らう業界と、連鎖を止める方法

・コロナ禍で、飲食とイベントが深刻な影響を受けている
・ダメージは、全業界に連鎖する
・連鎖を止めたいなら、今一番苦しい業界を救え

というお話です。

大河内薫マネリテ戦略室 Voicy 5月11日放送より

■ コロナ禍でダメージを受けた業種

さて皆さん、このコロナ禍で、どこがダメージを受けているか、想像して下さい。

おそらく、「飲食店」「イベント会社」が思いつくことでしょう。

「飲食店」
・そもそも営業ができない
・つまり、売り上げゼロ

という形で、給付金で食いつないでいる所も多いです。

「イベント会社」
・そもそもイベントができない
・なぜなら、三密の象徴のようなもの

卒業式や入学式ですら取りやめになるので、大きな会場に人を入れるイベントなんて、全くできません。

だから、飲食店やイベント会社は、深刻なダメージを受けているわけです。


■ ダメージは、他の業界に連鎖する

ここで重要なのは、

そのダメージは、飲食店やイベント会社だけで留まらない

ということです。

飲食店であれば、食べ物や飲み物を卸す人達がいます。お得意先が休業するならば、必然的にその卸売業の人達も苦しくなります。
だから、卸売業の人達は、飲食店の早期復活を願っています。

一方、イベント会社。これもイベントに際して、広告を出す人や、映像・音響を提供する人達がいます。なので、イベントが開催されないと、広告業・クリエイティブ関係の人達が困るわけです。


■ 飲食、卸売業。次は、僕達「士業」。

様々な業界にダメージが連鎖して、どんどん苦しい人が増えていくと、次に苦しむのが「士業」です。例えば、僕のような税理士

税理士は、コロナ禍の影響は、まだそこまで深刻ではありません。
でも、僕達は企業や個人がお客さんなので、そこが悲鳴を上げると、次は僕達が苦しくなるわけです。


■ 次は、マッチングサービス

税理士にしわ寄せが来た後は、マッチングサービスなどの人材紹介業です。
士業には、普段から様々な営業が来ます。

お客さん、足りてますか?
集客、困ってませんか?
とか

こういった営業も、そもそも税理士事務所が潰れていくと、営業先の総量が減るので、事業が継続できないわけです。


■ 最後に、仕事とお金の流通量が減る

そうして、人材紹介業が悲鳴を上げると、次は、仕事にありつけない人が増加します

人材の紹介先が無ければ、求人が無くなる。そして、それを活用して仕事を得ていた人達は、明日から仕事が無くなるわけです。

この世の中では、基本的に仕事の対価としてお金がもらえます。「仕事が減る」という事は、「日本全体のお金の流通量が減る」ということです。

つまり、最終的には「国内総生産が落ちる」という未来が待っています。


■ 連鎖を止める為には、ボトルネックを救え

一旦、ここまでの話をまとめます。

「特定業界へのダメージは、あらゆる業界へ連鎖する」
「最後には、国力低下が待っている」

では、どうすればいいのか?

それは、「今一番苦しい業界を、全力で救う」ことです。

今一番苦しいのは、飲食やイベントの業界です。なので、そのボトルネックを救う政策に、パワーを集中させる必要があるわけです。

確かに、国民全員への10万円一律給付や、持続化給付金なども大事な政策です。

ただ、それに上乗せする形で、ボトルネックを救う政策を打たないと、この負の連鎖を止めることは難しい。

今回は、そんな考え方のお話でした。


■ まとめ

さて今回は、

・コロナ禍で、飲食とイベントが深刻な影響を受けている
・ダメージは、全業界に連鎖する
・連鎖を止めたいなら、今一番苦しい業界を救え

という話をしてきました。
今後も毎日noteを更新していきますので、よろしくお願いいたします。

それでは、最後まで読んでくれたあなたに、幸あれ!

じゃあね!

大河内薫マネリテ戦略室
▶️ https://bafs-style.biz/monelite88n


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