よーく

いつでもどこでも心に " 上白石萌音 " ちゃん。

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私が推しと出会い、応援しようと決めた時の話。【第二章〜春の帝劇、板の上に観た光〜】

その日は、よく晴れた春風の心地よい日だった。 空は鮮やかに青く広がり、家のバルコニーで育てている植物も、のびのびと日の光を浴びて気持ちが良さそうだった。まさに快晴。完璧なお日柄模様だった。 そんな日は決まって、母はこう言う。 『帝劇(帝国劇場)まで自転車で行こうよ!』 ほら、やはり言った。 私の母は、天気の良い日は必ずこう言うのだ。目的地まで自転車で行こうよ!…と。 だから、私は母のその発言に驚いたりはしなかった。 しかし、私達の自宅から帝劇までの距離はそんなに

    • 私が推しと出会い、応援しようと決めた時の話。【第一章〜千と千尋の神隠しを観に行こうよ〜】

      2021年の秋。私は心踊らせていた。 『千と千尋の神隠し、舞台化するんだってさ!』  ミーハーな私は、このひとことを伝えるべく母が寝っ転がっているであろう自宅の寝室に乗り込んだ。別にジブリが特別好きなわけじゃない。だけど、ミーハーだから千と千尋の神隠しが舞台化するなんて凄いじゃん!と思って。実に浅はかである。 そんなちょっぴり能天気な侵入者にも動じず、へぇ〜面白そうだね!だなんて、案の定、自分のベッドに寝っ転がったままスマホのパズルゲームをしつつ、私の話を聞いてくれる母

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