私が推しと出会い、応援しようと決めた時の話。【第一章〜千と千尋の神隠しを観に行こうよ〜】
2021年の秋。私は心踊らせていた。
『千と千尋の神隠し、舞台化するんだってさ!』
ミーハーな私は、このひとことを伝えるべく母が寝っ転がっているであろう自宅の寝室に乗り込んだ。別にジブリが特別好きなわけじゃない。だけど、ミーハーだから千と千尋の神隠しが舞台化するなんて凄いじゃん!と思って。実に浅はかである。
そんなちょっぴり能天気な侵入者にも動じず、へぇ〜面白そうだね!だなんて、案の定、自分のベッドに寝っ転がったままスマホのパズルゲームをしつつ、私の話を聞いてくれる母