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久しぶりの連絡で「元気(ですか)?」の一言だけ送ってくるヒトは、元気かどうか知りたいというよりは、元気かどうか聞いてほしいのだ。

そういったケースが多い……と、わたしが気が付いただけで、全員がそうではないだろうし、それ以外の理由で、久しぶりの連絡で一言「元気(ですか)?」とだけ送るヒトもいるかもしれないのだが。

前から思っていたが、昨日、そういうことがあった。

彼女とは8月のわたし主宰のホームパーティーで会ったのが最後だったが、連絡すると言っていたものの、全く連絡がないなぁ……と思っていた。

「あけましておめでとう!」一言の年賀メッセージが1日に届き、それに同様に返信。

2日に「お元気ですか?」と一言メッセージが届き、ここのところひどい風邪にみまわれていた旨をそのまま記し、彼女が元気かどうかもきちんと尋ねる。
そうしたら、やはりクリスマス前からひどいインフルエンザで、明日、医師のところに行くと返信が来る。

それを読んで、あっ、そうだった……久しぶりの連絡で近況なしに一言だけ「元気(ですか)?」と聞いているのは、たいてい、そのヒトが体調かメンタル面で元気でないことが多いのだ、ということを思い出したのだ。

わたしには、それは出来ない芸当だけれど。

たとえばそれが、よく連絡を取っていたり、最近、連絡を取った/顔を合わせたという相手ならば、近況を知らせるまでもないので、わたしも理論的には「元気(ですか)?」だけでも送れる。でも、まあ、たいてい、それ一言だけでは送れないと思っている人なので、もう少し何か書いて送るけれど。
それは、その一言だけを送って来る人への抗議や批難ではなくて、考え方とメッセージの送り方の違いというだけのことであって、他の人がそうであっても構わないのだが。

そう、全く構わないのだが……

本当は具合が悪くて、そのことを聞いてもらいたくて、でも久しぶりだし、それなのに、具合が悪くて…って書いたら、なんだかそれを言いたいがために連絡したみたいで、それはちょっと……なんだかだし……

で、

「元気(ですか)?」

の一言を送ってみて、返事があって、元気かどうか聞いてくれないかな……聞いてくれるといいなぁ……

ということなのか

という結論に、わたしの中でいつしかたどり着いた。

そう……知ってはいたのだけれど、久しぶりのそういった一言メッセージで、自分も具合が悪かったから、そういったメカニズムが隠されていたのを、後出しで「クリスマスからひどいインフルエンザで」と送られて来るまで、すっかり忘れていたのだ。

結局、「もう寝るので、また元気になってから連絡します」と送られて来たので、「おやすみなさい」と締めくくる。


「元気ですか?私はクリスマスからひどいインフルエンザで寝込んでいます……」と知らせてくれればよかったのに、と思ったが、それができたら、きっと一言だけの送信はしないよね。。

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