中正X中立ではいけませんか?
わたしは、是非が分からない場合、できるだけ中正・中立の立場を取りたいと考えている。
たとえば、AさんがBさんの良くない噂や言動について、わたしに伝えてくる。気を付けた方がよいと忠告してくれる。ただ、わたしがまだ直接Bさんについてはよく知らない場合、Aさんの言葉だけを信じて、すぐに全面的にBさんを拒否したり、避けたり、無視したりは概ねしないと思う。
場合によっては、Aさんの言葉を参考にはするかもしれないが、自分でBさんの様子を観察し、接した時にどう実感するかで判断する。
すぐにBさんの側につくわけでもないのだが、Aさんとしては、せっかく教えてあげたのに、わたしがBさんとすぐに距離を取ったり、拒否しないのがおもしろくないということもあり得る。そのため、「Bさんともある程度の関係を保っているならば、そういう人は信頼できない!」(口には出さないかもしれないが、想像するに)と、もしかしたら離れていったり、距離を置かれるかもしれない。
Aさんが、わたしにとって、ごく親しかったり、そこまで親しいとは言えずとも、付き合っていきたかった相手だとしたら、そのことはとても残念なことだと思う。
ただ、そういうことが起こるまでは、いい人、付き合いやすい人と思っていたとしても、こういったことで憤慨するのならば、きっとそれまでのご縁だったのかな、と。
別のケース。
たとえば、数人で構成されるグループがあるとする。
万が一、その中によりお気に入りの人がいたり、馬が合う人がいるとする。それは、人間なので誰しも起こりうる。ただ、それをみんなでいる時にあからさまに見せるのは、個人的にはあまり好まない。他の人がそうしていることまでは否定はしないものの(時と場合によるが)、自分がそのような行為を示すのは、避けたいと思う。
より親しい人については、みんなの中でその仲の良さをひけらかさなくても、その人とやり取りする時だけに示せばよいと思っている。
このように考えているにも関わらず、しかも、誰もひいきはしていないのに(そこにはお気に入りというほどの関係の人はいない)、思いがけず、他の人ばかり見ていると言われるとは、青天の霹靂だった。