吉祥寺図書館がこの場所にできた理由
吉祥寺駅北口から歩いて4分くらいの距離にあるとても吉祥寺図書館は非常にアクセスもよく便利な図書館です。実はこの図書館が「この場所に出来た重要な理由」があるのですが、皆さんご存知ですか?
住みたい街の上位に君臨する人気の街に成長した吉祥寺。この図書館がここにあったことが一つの大きな理由だったのではないでしょうか。
ヒントは以下の右側の写真(監視カメラとスピーカー)にもあるようにこのエリアのある特徴に関係しています。以前、ツイッターでも吉祥寺ファンの方向けに問題を出したので併せてご確認ください。
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吉祥寺図書館がこの場所に出来た理由…**
それはズバリこのエリアの「風俗店の新規出店を防ぐ為」だったのです。
図書館ができた1987年頃、現在のヨドバシ裏(当時は「近鉄裏」と呼ばれていたようです)には風俗店が乱立してきていました。
住民からは治安の悪化などを懸念して反対運動が起き、これを受けて武蔵野市は文化施設周辺の風俗店を規制する条例をつくりました。更に近鉄裏の一部を公有地として買い上げ、そこに文化施設として図書館を建設する事で風俗店の新規出店を防いでいったのです。
そう考えると、吉祥寺図書館は単に駅近の便利な図書館!ってだけでなく、吉祥寺の安心安全な雰囲気を作り上げていったわけですね。街の歴史は奥が深いです😌
ちなみに余談ですが、この吉祥寺図書館を設計した建築家は、日本の多くの図書館を設計した鬼頭 梓です。この鬼頭 梓は吉祥寺生まれで、世界的にも有名な前川國男の弟子にあたります。自分が生まれ育った街の図書館をデザインするなんて素敵ですね。
いかがでしたでしょうか? 今回のように市民が声をあげて、行政が動いていく流れってとても良いですよね! 私はこの話を初めて知った時、街づくりは街を愛する一人一人の思いと行動がとても重要だなと改めて感じました🥳
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