9月。〈プレゼント〉
ども。大智っす…
最近 彼女の ふぅの様子が変なんだよな
バイト…自分ちのコンビニだけど手伝ったり
俺が部活が無い日 一緒に帰ろうと思っても
いつの間にか
居なくなってる…なんでだ?倦怠期ってやつか?
電話やLINEは変わらないから違うか…謎。
はっきり分からないまま
数日がすぎ…ふぅから デート(久しぶり)の
お誘いが来た!おっ?! めちゃ嬉しい✨
=デート当日=
「デート久しぶりだな!どこ行く?」って聞くと
「ちょっと大智君と行きたいところあるんだ❣️」と手を引っ張られながら 付いていく…
「じゃーん❣️ここです❣️」
「…ん?ここ?」「ここ❤」
ここ…なんだ?小さめな家みたいな建物。
俺が首をかしげていると
「実はここゲストハウスです😊✨おじさんが経営してるんだ❗サービスで安くしてもらったの☝💕
さっ。入って入って」と建物の中に入った
=リビング=
ガチャ… (えっ)!!!!!!!!!!!!
- ̗̀ ❤9.18 𝙃𝘼𝙋𝙋𝙔𝘽𝙄𝙍𝙏𝙃𝘿𝘼𝙔大智クン❤ ̖́-
の文字が目に入る。バルーンとかデートの写真とか
あ…あの水族館で当てたぬいぐるみ達も
置いてある(…すげぇ)
「大智クン お誕生日おめでとう~😊✨」
ふぅのお祝いの言葉と共に
\\\\🎉🎉🎉パーン🎉🎉🎉////
と紙吹雪に包み込まれる。。。
「…大智クン?」何も言わない俺にふぅが声をかける
「あ、ありがとう!いや、俺 今日が誕生日なの忘れてた💦」
「え~🤭そうなの❔」ってクスクス笑う
ふぅが毎回 愛おしすぎる…。
あ💡!!!
「なぁ、ふぅ!もしかして この為にバイトしたり忙しくしてたのか??」
「あ~うん。そうなの❣️サプライズしたかったんだ✨忙しかったけど 大智クン 喜んでくれるかな~って考えてたら楽しかったよ😊でもね…。
ホントは…ホントは…ねっ
お料理も作ろうと思ったんだけど
ケーキ作りに手間取っちゃって…💦……
だから 来年はお料理も出来るように 頑張っ…る」
ふぅの顔が寂しそうに そして泣きそうだったから
言葉を遮って…ふぅの頭に手を置く
「ありがとうな。 ふぅ…充分嬉しいよ。
俺 史上最っ…高の誕生日だわ❕」
「良かった~💦あとこれプレゼント🎁友達みんな協力してくれたんだ✨」
渡された色紙ファイルには沢山の友達と陸上仲間
からのお祝いメッセージが書かれていた!
2人で そのメッセージを読んでいると
~♩♩ 俺の携帯が鳴った 親友の 颯人(はやと)だ
「あー!!大智ーやほぉぉぉおー❗
誕生日おっめでとうー😆😆😆😆😆✨」
スピーカーにして電話に出るなり
テンション高くて声がめちゃデカイwww
「ちょ…颯人。うるせーょw…おぅ 電話ありがとうな」
横から ふぅも
「あ 。もしもーし颯人君?楓子です!大智クンへのメッセージ書いてくれたり色々ありがとう✨
今 ちょうど読んでたとこでした😊」
「おー!楓子ちゃん!?全然だよーぉ!
大智のヤツさ こんなだけど
これからも宜しく頼むな♪」
「おい❕www」とツッコミを入れる
「2人 今どこにいるの??家??」
「うんとね。ゲストハウスだよ」
「へぇーゲストハウス?どこの?俺も行きたい✨」
「あの~〇△町の…」
「颯人❕ばーか来んなよw❕また🏫でな」って伝えて電話を切る…
「え?颯人君 いいの??私なら大丈夫だよ?」
「ふぅ。…あのな 俺は…
めちゃくちゃダセェかもしれないけど……
俺は…デートは2人で過ごしたい❕
誕生日だから尚更❕
ふぅが一生懸命用意してくれたモノ、時間を…
独り占めしたいんだけど…いいか??」
って聞くと満面の笑みで
「ううん😊全然ダサくないよ❣️大智クンの誕生日だもんね。分かった✨じゃぁお祝いしよ💕」
って言ってくれた。
それから ふぅが準備してくれた
ピザやパスタを食べて
ふぅの作った 誕生日ケーキが
マジで美味しかった❕スポンジ部分は柔らかくて
クリームの甘さも程よくて✨幸せだ…❕
その後 カラオケしたり🎮したり
最後は まったりと映画…観てます
観てますって言うか…
観てたんだけど…
「スースースー…zzZ」
俺の肩にもたれて観ていた
ふぅから寝息が聞こえた…
きっと この準備で疲れたんだな…。
「ムニャ…大智クン… おめれと……zzZ」
……/// (え?寝言?…ふぅの顔を見つめる……
「…ったく無防備なんだよ…」
秋めいてきた風と夕陽が差し込む部屋で
俺の影が ふぅの影と重なった―。
「…もうひとつ誕生日プレゼント貰ったから…な。」
〈 プレゼント 終〉