おべんとチャレンジ
4月に入って、子どもが小学校に入るよりも先に学童に通うため、お弁当作りを数日だけやりました。その時、僕の分も合わせて作って持っていくように。
僕の職場は、昨年度まではターミナル駅に直結したビルの中でした。ランチともなれば、数十店舗の中から迷いながら食べていました。
お弁当生活をしていた時期もありましたが、美味しいお店たちをめぐりたい気持ちが強く、いつしかお弁当を作らなくなっていたのでした。
今年の春からは、近所にあるのは街中華とコンビニだけ。そんな立地に勤めることになって、お弁当を持っていくようになりました。
僕のお弁当は、作りおき、冷凍食品、スーパーのお惣菜を駆使して、詰めていくのです。お弁当用のご飯は、お弁当箱の形に合わせていくつも成形し冷凍しておきます。
ほとんど、冷凍品を電子レンジで解凍して詰め詰めしている感じですが、唯一、卵焼きだけは、朝に焼いています。
そのお弁当を見て”ずるい”と言ったのは、妻でした。
「今日もお昼が食べられなかった・・」と嘆いていることも多く、時間を見つけるのも大変そうなので、手元にご飯だけは持っておいて、どこかで食べられるようにと、もう一つ準備するようになりました。
山形旅行のお土産の”玉こん”を入れたり、連休に焼いたキッシュを入れたり、夜に行ったスーパーで3割引になっていた唐揚げを解凍したり。栄養バランスは二の次で、急いで作れるものだけを詰めているのですが、妻からは好評です。
そんな日々を、“おべんとチャレンジ”と銘打って、あることを始めました。
それは、お弁当1つあたり500円の貯金。
外食すれば1,000円くらいかかります。でも、お弁当なら半額以下。だから、お弁当を持参した日は500円を貯金してみようと思います。とりあえずは、僕の分だけ。
それまでのランチタイムを考えてみたら、ひと月で2万円以上使っていたことになり、ほかのことに使えたのでは?とも思いましたし、買いたいもののために貯めていくのも楽しそうです。
いま買いたいものは、我が家にない、ホットプレート。
大人になったので、買おうと思えば買えるのです。買えるけれど、貯めてみる。
思い出したのは子どもの頃の思い出でした。
欲しいもののために、お金を貯めること。やっと貯めたお金で欲しかったものを買うのは、お金の使い方として、とても嬉しくて楽しかったのです。
お弁当を詰めるたびに、ホットプレートのパズルが出来上がっていくような、ちょっとした達成感。自分で詰めたお弁当でも、お昼に蓋をとる時はちょっと楽しみでもあります。
目標があること、それに日々近づいていると実感できることは、自信や安心にも繋がるのかもしれません。
ホットプレートを買って、食卓のテーブルを囲んで、みんなで作りながら食べるのが楽しみなんです。
今日もお弁当を持って、いってきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました! サポートは、僕だけでなく家族で喜びます!