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ざっか、ざくざく #書もつ

ご近所の図書館の福袋シリーズ。何度か書もつシリーズで紹介している、図書館のイベント。夏休み編です…もうすぐ子どもたちの夏休みは終わりそうですが…。

今回は「雑貨がすきです」をテーマにした福袋を選んでみました。自分では選ばない本が入っているはず…!と期待に胸を膨らませて、包み紙を解いてみました。

例によって3冊セットなので、1冊ずつ紹介していきたいと思います。

I ❤️zakka 世界から雑貨を集めてみました
株式会社ギャップ・ジャパン

パラパラと眺めてみると、…なんだか懐かしい感じがしました。なんだろう、この感じは、と出版年を確認してみると2006年2月でした。およそ20年前…確かに、そうだったように思います。まだ、モノが持て囃されていたというか、たくさん持っている人が豊か、という発想がありました。

2006年といえば、ホリエモンや村上ファンドが世間を騒がせた年でした。ある意味では、金融教育とかお金の増やし方、みたいなものが見直されたきっかけにもなりました。

お金よりもモノ、という発想が雑貨にも現れているような気がします。

この本は、そんな雑貨たちを集めたムック本的な作品でした。(ムック本:雑誌(magazine)と書籍(book)を混ぜた和製英語。)

雑貨って「小さくて可愛い」とか「置いてあるとおしゃれ」とか「使いやすくてかっこいい」みたいな美学があるように思うのですが、本当にそういう雑貨ばかり載っていました。

やや懐かしさを感じるラインナップだということが、この時代にはとても重要で、ある意味ではこういう雑貨たちを買っていたことが楽しくて、嬉しかったのかもなぁ…平和だなぁなんて思い出しました。

ふだん、こういう本を読むことがないので驚いたのですが、大体どの雑貨も同じ大きさに掲載されていて、全然大きさの想像がつかないのです。

可愛い装飾のある雑貨は、装飾がきちんと見えるように大きく掲載されているし、大きな家具は、ともすればミニチュアのようなサイズ感で。これはかなりセンスが問われていると、緊張してしまいました。

所々に、コラム的に著名人がお気に入り雑貨を紹介していて、僕はツペラツペラの紹介していた、鳥の形をしたハサミがとてもいいなと思いました。機能美と遊び心、デザインってすごいなと思わされる雑貨でした。


巻末に付いていた北欧デザインの雑貨特集には、やはりそうか、と思いました(笑)今はその人気は不動のものとなりましたが、当時で始めた頃、シンプルな北欧デザインは、ちょっと不安にさえなったものです。

ちょっと昔に戻ったような、雑貨の旅、ショップリストもきっと今とは違うのだろうと思うと、ちょっと切なくなりました。


モノトーンのサムネイル、雑貨の雑多感、雰囲気ありますね。infocusさんありがとうございます!

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