映画館とアマプラと金ローに感謝
子どもが生まれてから、映画をほとんど見なくなってしまいました。
待っていれば必ずと言ってもいいくらい、ジブリ作品はテレビで放映されるので、機を逃さず記録しておいて、子どもの求めに応じて再生できるようにしています。
そんなふうにして観せた『となりのトトロ』は、子どもが初めて出会ったジブリ作品でもあり、もっとも多く見続けている作品です。テレビをつければトトロ、という時期が数ヶ月あったほどです。
やがて子どもが大きくなって(とはいえ3歳とかだけど)、映画館に行けるようになって、子ども向けの映画を観ることも増えました。
子どもたちと映画を観に行くと、当たり前ですが子ども向けで、しかも女の子向けなので、ちょっと身体を持て余すような、恥ずかしさとか気後れ感があるのですが、ストーリーが作り込まれていて完成度が高く、大抵泣いてしまいます。
子どもに付き添ってきた大人の男が涙を流しているのは、周囲にはなかなか衝撃的かも知れません。でも、僕が映画を観る目的の一つに“涙活”があるので(と今更気が付きました笑)、気にしません。
子どもも慣れたもので「また泣いてたね」とニヤニヤしてくれます。
仕事が落ち着いて、ひととき時間が見つけられたら、職場の近くで映画を観ることもできるようになってきました。年に一度あるかないかですが、これが結構嬉しくて。
多くは観ていないのですが、今年観た印象に残っている作品を並べてみます。
THE FIRST SLAM DUNK
アニメ放映時に中学生になった、スラダン世代。・・だけれど僕はあまり観ていなかったし、原作もほとんど知らなくて、大人になってから単行本を読破したので、作品自体の胸熱ポイントが共有できて嬉しくなりました。
無音のシーンが、とてつもなく長く感じて、痺れました。
映画ドラえもん のび太と空の理想郷
ドラえもんの世界観って、こんなふうだったかな?と、大人だからこそ背筋が凍るようなゾッとしてしまうような設定には驚きました。子どもの頃に見ていたら、もっと違った感想なのでしょうけれど、難しいような簡単なような、深い深い映画でした。
君たちはどう生きるか
ジブリ、というよりも宮崎駿の作った作品であり、おそらくこれが本当に最後の作品ではないかと。原作も読んでいたし、これまでの宮崎作品も観ていたからこその、この作品、という思いがした。
考えさせられるから考えるけれども、なかなかに難しいんだな、人生って。
異動辞令は、音楽隊⁈
体調を崩したときに、そういえば観たかったんだ、と寝ながら観た作品。体調面での印象もありつつ、やはり印象に残っています。
とにかく主演の阿部寛の濃さよ。濃厚な刑事モノの世界に、軽やかな音楽。若手俳優たちの演技も説得力がありました。人間関係が音楽によって和やかになること、音楽の力を信じたくなります。また音楽やりたくなってきました。
僕は典型的な、“ショーシャンクおじさん”なもので、今年は「ショーシャンクの空に」も放映されたのが印象的でした。細かい内容を忘れてしまっていたりするのですが、何度見てもあのクライマックスの爽快感は言葉になりません。
やっぱり、ショーシャンクは最高ですね(笑)
そんなこんなで、ジブリやディズニーなど子ども向けの作品などは金曜ロードショー“金ロー”にお世話になった年でもありました。
たいてい、子どもたちにはリアルタイムでは観せないので、録画したものを翌日の朝から観るパターン。時間があれば、何回も繰り返して観たり、少し戻して同じシーンを観たりしています。
何本も新しい作品を見ていくのも楽しいものですが、これまで観ていなかった作品も、思いがけず手軽に観られたりするので、これからも映画が楽しみです。