ちゃんと赤ちゃんと #書もつ
赤ちゃんがいる日常にあって、僕はいつも通りに近い過ごし方をしています。というか、させてもらってしまっているのです。年度末と年度始め、そして育休までの先取りの仕事など、言い訳になる要素が多くて、笑っていられないほどに忙しい日々でもありますが。
でも、
でも、我が子の成長を肌で感じることは、この上なく嬉しいことなのです。
意思表示の術として泣くことしかない(厳密には、他にも方法はありそうだけれど、未熟な父親としてはそのくらいしか感じ取れない)わけで、泣いたらミルクをあげる、おむつを換える、寝かしつける・・このサイクルを、繰り返す日々が続いています。
2時間もの間寝たかと思えば、2時間ぐずってみたり、寝たと思って抱っこを解除すると、薄目を開けてこちらを伺っていたり・・思い通りにならないけれど、思った以上に赤ちゃんの不思議さを感じています。
唐突ですが「赤ちゃん学」という学問を知っているでしょうか。
ざっくりいえば、大学で真剣に赤ちゃんの研究している学問のこと。以前いた職場で、赤ちゃん学の講演会を企画し運営するという業務を担当していたことがあり、何人かの先生にお話を伺うことがありました。
赤ちゃんは、思っている以上に感じとる能力が高く、音や光、色や顔までわかるのだとか。赤ちゃんの発達に何が効果的か、それを生かしてどんなふうに育てていくのか、そんなことを考えるきっかけとしても触れてみると面白い学問なのかも知れません。
研究の成果として、絵本やおもちゃなど子どもが楽しく遊べる工夫を凝らした商品も興味があって、我が子にも遊んでもらいたいなぁと思うのです。最近は書店でも、色がハッキリした絵本が増えてきました。赤ちゃんには優しい色よりも、濃い色の方が見えやすいのだそうです。
研究者のおひとりである中央大学の山口先生は、心理学や認知の観点から赤ちゃんの視覚の発達について研究されていました。赤ちゃんにも、表情を読み取る力があるのだとおっしゃっていたのが印象的です。
赤ちゃんの頃から顔を見ていると思うと、マスク生活が長くなり、ますます表情を読み取ることが難しい今の状況は、とても珍しいのかも知れません。
何人もの先生にお話を伺ったのに、ほとんど覚えていないことに気がついて愕然としています・・(笑)。また読まなくちゃ。
子どもが赤ちゃんでいるうちに、読み返すことができるでしょうか。
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