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モン・モンブラン

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週イチのペースでモン(モンブラン)を食べる、そんな好きすぎるモンを書いた記事。美味しいモン、食べたいです。モンのこと、書きたいです。
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#短歌

Mont Blanc TANKA ほ

推しに告げ 君には告げぬ 大好きと 拗ねたひとくち 評価は辛口 おしにつげ きみにはつげぬ だいすきと すねたひとくち ひょうかはからくち 好きなもの、美味しいものの話を熱っぽくする僕に向かって、モンブランが人間だったら私は結婚できなかったかも、と冗談を言う妻。 いや、モンブランにもいろいろあるからね・・なんて、真面目に返したら「そりゃ人間にも色んな人がいるみたいにね」とムッとしたような声色になる。 僕の食べていたモンブランを、ひとくちぶんだけフォークで口に運んで、眉

Mont Blanc TANKA に

小さな手 銀紙包んだ 甘い栗 鮮やかな黄色 美味しい幸せ ちいさなて ぎんがみつつんだ あまいくり あざやかなきいろ おいしいしあわせ  僕のモンブラン原体験は、幼い頃に初めて食べた、黄色いモンブランでした。いまでいうカップケーキのような、厚い銀紙に包まれて、スポンジの台にクリームが乗っていました。 サツマイモのような味をイメージしていたので、甘くて驚いた記憶もあります。スーパーの地下食品売り場の一角にあったケーキ屋さん。 父に食べてもらうつもりで買ったモンブランを、

Mont Blanc TANKA は

人気出て なかなか会えない 推しと僕  マロンマロンで 寂しさごまかす  にんきでて なかなかあえない おしとぼく まろんまろんで さびしさごまかす モンブランは人気が出てきて、お店によっては売り切れてしまうこともあります。ほかのケーキはたくさん残っているのに、モンブランだけない・・。 そんな寂しさをごまかすために、モンブランのような見た目の菓子パン、マロンマロンを食べたくなるよね、という気持ちになります。(・・よね?笑) マロンマロンの登場は1998年、発売当初、あ

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縄文の いのちつないだ 栗の実に  遺伝子レベルの 愛を感じて  じょうもんの いのちつないだ くりのみに いでんしれべるの あいをかんじて 太古の暮らしを知る貝塚や古墳などから、今でも栗の痕跡が見つかるのだとか。縄文時代の主食といえば、木の実でした。 そこには、いまの栗の実というよりも団栗が多く登場していたのだと思いますが、栗の仲間ってことで思いを馳せると、脈々と続く今のモンブランにつながる歴史にも頷けます(強引ですか?笑) 日本人は栗が好きだと言われていますが、

Mont Blanc TANKA い

ひとりメシ ひとりカラオケ ひとり旅  次の”ひとり”は モンブランであれ ひとりめし ひとりからおけ ひとりたび つぎのひとりは もんぶらんであれ ケーキ屋さんで見つけたモンブランを、すぐに食べたくて、座る場所を見つけると、箱から直接食べてしまいます。 僕は、そんなふうにひとりでモンブランを食べることが多いのですが、未だかつて同じように食べている人を見たことがありません。そりゃそうか・・。 カフェで一人で食べる。これはよくありそうですが、ケーキの箱から直接、コソコソ