適応障害になり実家に帰省した25歳
6月上旬。
関東や関西ではもう蒸し暑く、涼しいと思える日はほとんどないように思う。
私の地元は、日本列島でいえば北の方に位置しているため、関東・関西よりは暑くなるのが遅い。
それでももう梅雨入りし、日中は嫌なじめっとした暑さだ。
深夜一時半。
夜風が気持ちいい。
窓から入ってくる風が、お風呂上がりの火照った体を程よく冷やしてくれるちょうどいい気温。
そんな私は絶賛、風邪をひいている。(夜風危ない)
風邪なんていつぶりだろうか。
よく新入社員の1年目は、社会人になって初めての帰省の時に体調を崩すと岩荒れていたが、私はピンピンしていた。
気を張っていたのか、程よく力が抜けていたのか、大きく体調を崩すことはなかった。
適応障害になり、実家に帰省して安心したのか、気温差に体がびっくりしたのか、一番嫌な風邪にかかってしまった。
なので帰省翌日にした釣り以外、帰省してから何もしていない。
ずっと欲していた山菜料理を食べたり、朝は小鳥の囀りで起きたり、夜中は風で揺れる木々の音を聞きながらnoteを書いたりしている。
地元を離れるまでは、割と近くに大自然があることをなんとも思っていなかった。
むしろ、買い物できる場所をもっと増やしてくれ…と思っていたくらい。
でも大都会を経験してすぐ、この自然が恋しくなった。
写真の海は、父の地元。
中学生くらいから、部活やら講習だと休みの日も忙しくなり、あまり行きたいと思っていなかった。
関東に来て、彼の影響で釣りにハマってから、この海で父や祖父と釣りをしたりカニ探しをした日々を思い出していた。
今はもう亡き祖父。毎朝海を散歩するのが日課だった。
よく浜辺に落ちている貝やその辺にいたタコを持ってきていたそうだ。
漁師町で育った父も、海を見るとホッとすると言っていた。
久々に父と、子供の頃に戻ったように釣りで騒いだな。
父は一匹も釣れず私だけに二匹釣れたことも、大物がかかったことも
最後帰る時の夕日が綺麗だったことも
なんだか、私を歓迎してくれているように感じた。
こういうのは自分の都合よく考えるのがいい。
この数週間、彼の家と実家であまり深いことを考えないように休んでいた。
たまに、これからどうして行こうかなと思うことはあっても
あえて今はそこから先を考えないようにしていた。
母は、しばらく実家にいたらどうだと提案してくれた。
でも私の中で、それだと私はどんどん落ちていくような気がしていた。
少し自分に責任がある環境で自分を奮い立たせたい。
ここは居心地がいい。だからこそ見えた自分の理想もある。
ここにいるうち私はまた自分よりも周りを優先して、気にしてしまう。
家族であっても、他人であっても程よい距離感が大事。
上京して気づいたことの一つだ。
もしダメだったら、また心が疲れたらすぐ帰ってきます。でも次帰ってくる時は、元気な姿で帰ってくるようにしたいな。
帰れる場所をいつも作っていてくれる家族に感謝。