記事一覧
2022年 9月あたりの短歌
「どこまでも」で始まる歌が好きだった 今となっては もう歌えない
北関東 潰れた茶店の 看板に 瀟洒に描かれた 亜剌比亜の月
高い空あたしの吐いた鬱屈が雲のふりして遠く消えてく
お前たち 何をそんなに ないてるの 秋が哀しいの 夜がさみしいの
秋の夜長 庭のイキモノの オペレッタ リリリで始まり チチチで終わる
冷凍庫片隅に貯めた罪の味我が子寝てから食むチョコレイト
「な
柿と栗を菓子として焼く
つくづく考えて、パウンドケーキにした。
田舎に引っ越すと言うことは、夫の親族から栗や柿を頂くことであった。
そして私の夫は辛党で、子は柿と栗の美味さを未だ知らぬ。私一人では食いきれぬ。
そうだ、菓子を焼けば良い。
菓子作りに自信は無い。メレンゲは必ず粉と合わせるときに潰れ、クッキーは鉄のようにカチカチになる。大体常に。それはいつも。
しかし、今日はなんだか取りつかれたように、気分で、その
2020年 11月 明日退院する
栃木県の某市の某病院。午前中にあっさりとドレーンは抜けた。明日が退院日である。入院費用は幾らになるのか。入院中と言うのは、小出しに与えられる情報を待ちながら進んでいく必要がある。こちらが焦って話を進めても原則あまり良いことはないが、放置されていると感じたら丁寧に問い合わせないといけない。クリア手前なのであとの心配は入院費用のみである。限度額認定証は入院時に提示したが、あれで良かったんだろうか。
もっとみる