泣いて笑ってまた泣いて。
一睡もできなかったあの日
ごはんも喉を通らなかったあの日
それに比べたら少しは眠れるようになったし
ごはんも食べられるようになってきた。
ちゃんと眠くなるし、お腹も空く。
あれが食べたいな、とかも浮かぶ。
一睡もできなくても、ごはんを食べられなくても
今は仕方ないよね、今はそれでいいよって
自分に許可してあげてたから
眠れるようになるのも、食べられるようになるのも
早かったのかなあ。
最初は実感がないのもあって
ショックなんだけど涙も出なくて
意外とわたしは冷静なのかなあと思ったけど
日に日にこれが現実なんだって思い知って
わんわん泣いて、かと思えば
今回の出来事を高い視点からとらえて
深い話しをしたりとか
たまに全然関係ない話で笑ったりとか
かと思えばまた急に泣いたりして
感情がジェットコースターみたいで
本当に一瞬でコロコロ移り変わる。
開けない夜はないし、陽はまたのぼる
止まない雨はないし、綺麗な青空の日もある
いつもは綺麗だなと思う夕焼けが
今はなんだか悲しくなる
雨の日の次の日が穏やかな青空だったときは
弟もこの空みたいに穏やかになれてたらいいな
って思ったり
雨が降る日は、泣いてるのかなあって思ったり
夜になると、悲しみを通り越して涙も出ないくらい
絶望感でいっぱいになったり
これからしばらくは
こういうことの繰り返しなのかなあ。
辛いけど、一瞬一瞬の気持ちと
湧き上がる全ての思いに許可をして
何かを無くそうとしたりせず
ありのままを受け止めて、気持ちを感じきって
そんなふうに過ごしていく。
かなり時間がかかると思うけど
いつか笑いながら弟の思い出話が
できるようになる日がくると信じて。
さあ、いよいよお見送りの日だ。
穏やかな青空と陽気に恵まれて
愛と感謝で送り出してあげられますように。