曲の死生観が琴線に触れる 藤井 風『帰ろう』
全力でこの一曲をオススメしたい!
藤井 風さんの『帰ろう』です。
藤井 風さんを知っている方はきっと「うん、うん、この曲だよね」と、
知らない方でも、Honda のe:HEV 「VEZEL」CMソング『きらり』の
♪連れてって〜 連れてって〜♪
このフレーズを聞けばピンとくる方も多いのではないでしょうか。
かつてKing GnuやSuchmosの楽曲が起用されたあのCM枠でございます。
とにかくまずは曲を聴いてくださいませ。
あの、聴いたらまた戻ってきてくださいね💦
いかがでしたか?
感じ方・解釈は人それぞれ。
私は音楽のプロではないし、ましてや楽曲分析なんてことはできません。
ですが、この曲を聴いたならきっと「何か」を受け取られたのではないでしょうか?
YouTubeには『帰ろう』の楽曲分析動画もたくさんUPされています。
それだけ心を動かされた人がたくさんいて、もうこの気持ちを伝えたくてしょうがない!
そんな熱を感じさせる動画がいっぱいです。
『帰ろう』コメント欄にはその熱やたくさんの思いが溢れていて、読んでいるとこちらまで目頭が熱くなったり、背中にそっと手を添えて寄り添ってくれているように感じたりもします。
何より、この曲が持つ死生観が深く響いてきます。
悲しみに寄り添ってくれるような、深い悲しみを掬い上げてくれるような、とてつなく包容力のある曲だと思います。
癒しを超えて浄化されるような、深く奥底に溜まっていたものがふっと消えて軽くなるような・・・。
はっ、いけない語り過ぎました。
つい野暮なことをしちゃいました。
藤井 風さんはなんとまだ24歳。
『帰ろう』を書いた時はおそらく22・23歳。
その若さでなぜこんなに深い歌詞が書けるのか、驚愕に値します。
さらに驚愕なのは、この楽曲についてのコメント動画があるのですが、
その中で風さんは
「幸せに死ぬためにはどう生きたらええの?
わしはまだもがいてます。
だから生きてます。
だから、生きることを、もがくことを諦めんでください。
きっと無事に、幸せに、安らかに帰れるから」
と語っています。
しかも英語で喋ってる。しかも訳は岡山弁。
英語は独学で学ばれたらしいです。
普段の彼は岡山弁で話し、多くの楽曲で岡山弁の歌詞を違和感なくメロディーにのせています。
地元愛強し。
そしてこれが24歳の言葉でしょうか?
いや、動画がUPされた日付からすると、まだ23歳だった頃ですかね。
自分が23歳の頃を思い返すと、もうスッカスカすぎて恥ずかしい。
ちなみに YouTubeの公式チャンネルでは、過去の動画が全て観れます。
まだデビュー前の中学生の風さんがピアノを弾いてる貴重な動画から、最近のものまでぜーんぶです。
80年代90年代のカバー曲も数多くUPされていて、40歳以降の方なら堪らない選曲ばかりですよ。
オススメは泰葉の『フライディ・チャイナタウン』です。色々な意味でww。
話が逸れてしまいましたが、『帰ろう』があなたの心の「何か」に触れる、そんな一曲となってくれたら嬉しいです。
灯さかす様の素敵なイラストを使わせていただきました。
ありがとうございます!
最後まで読んでくださりありがとうございます!