小さな奇跡が起こった日
他の人からしたら何てことない、しょーもないようなことでも、当の本人にしてみたらそりゃもう大事で。
うわ、もうあかん。
そう思った瞬間に、ふっと舞い降りた偶然という名の小さな奇跡。
本記事では、私の身に起こった小さな小さな奇跡について記そうと思います。
(やばい、自らハードル上げてしまった💦)
管理のおばちゃん
私はとある施設で管理の仕事をしています。
受付業務や施設内の清掃、庭園の手入れも大事な仕事で、水やりや草引きなんかもします。
夏場の庭仕事はとにかく重労働で、熱中症の危険と隣り合わせです。
去年の夏、マスクをしながらの草引きなんて、ほんとにクレイジーで「なんの罰ゲームやろか?」と思いながら、大汗かきかき、ゼーハーしながら草をブチブチ引っこ抜いておりました。
「もしもこれでぶっ倒れたら、絶対会社を訴えてやる!」と本気で思いましたね。夏は死ぬほど暑いし、冬は冬で死ぬほど寒い。
いや、ほんとに死にはしませんけどね。しませんけれども。
そんな体力勝負の日々ですが、その日は受付に座り来館者の対応をしていました。
来館者は入館チケットを購入し施設内へ入ります。
いつものようにお客様へチケットを渡そうとしたところ、その方は「手帳」を持っておられました。
福祉サービスが受けられる
障害のある方に交付されるのが障害者手帳です。
その詳細については割愛させていただきますが、障害者手帳を提示することで以下のようなメリットがあります。
時すでに遅し
私が勤めている職場では、手帳の提示を受けた際、手帳のご本人と付き添いの方1名までが無料で施設を利用していただけます。
このときチケットはもぎりません。無料の入館者としてカウントします。
ところがこの時の私は、2枚分のチケットを誤ってもいでしまったのでした😱
入館チケットには通しの番号が振られています。
この番号で入館者数をカウントしているので、チケットをもいだ枚数と売上に差異が生じると非常にまずいのです💦
内心「しまった!やっちまったー!」と思いながらも、無理やり平常心を装い
😊「手帳のご提示ありがとうございます。ご本人様と付き添いの方も本日は無料でご利用いただけます。」😊
と通常どおりのご案内をしました。
ああ、どうしよう。
チケット2枚余計にもぎってしまった。
このあとお客様来てくれるといいけど🙏
天に祈ろう
そう、閉館までにお客様が二人きてくれたらセーフ。
何の問題も無かったことになります。
ああ、外に出て呼び込みしたい。
そもそも呼び込みするような施設ではないのですが・・・。
待て待て、呼び込み以前の話で、外に人通りが全くないではないかっ。
天気はあいにくの雨模様。
客足はすこぶる鈍いのです。
まもなく閉館30分前。
通常この時間になるとほぼお客様は来ないので、レジ締めをします。
入館者数を確認して売り上げを計算します。
ああ、もうあかん。
仕方ない、上司に報告しよう。
上司に報告をすると、
「この時間じゃもう誰も来ないだろうから、ことの経緯とチケット2枚分の番号が欠番になることを日報で報告しておいて」
との指示を受けました。
ですよねー。
この時間じゃ、もうお客様来ませんよねー🥲
諦めて日報を入力していたその時、なんとお客様が来られたではありませんか!
しかも4人も。天使か。
「閉館時間が近いのであまり時間がございませんが、それでもよろしいですか?」
念のため確認したところ
「はい、大丈夫です」とのお返事。
ありがとうございますぅぅぅ〜!
奇跡だ。
奇跡が起こった!
奥の事務所にいた上司が気配を察知して受付へやって来ました。
「すごい。奇跡だ。私は今奇跡を目の当たりにしている。」
「ほんと、奇跡が起こりましたよ!✨」
4人の天使のおかげで、私のミスは見事にカバーされたのでした。
もうあかん。
絶対無理だ。
そう思って諦めた時に舞い降りた天使😇✨
たまたま、偶然やって来ただけのこと。
ほかの人からすれば、4人グループのマダム達。
でも、私からすれば4人の天使😇✨いや、救世主。
4人のマダム達の行い(ただ来館しただけです)は、私と上司が「奇跡」と認定いたしました。
ミスを帳消しにしてくれた天使、もとい救世主であるマダムの皆様、ありがとうございました💕
おかげで夜は気分良く眠れそうです♪
オヤスミナサイ😴
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!