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免許制度

子供を育てるための免許を発行してほしい。
高校生の頃ぐらいから漠然と思っていた。
自分に自信が無さすぎなのにそれでも
子供は欲しいと思う矛盾から逃れるために
誰かに認めて欲しい。
「あなたは子供を育てても大丈夫ですよ。」と。
その為に免許制度。

あの頃は自分の為に免許制度があればいいのにと思っていたけど、
今は自分の子供の為と、虐待のニュースを見る度に思う。

 「やさしい暴力」。
 聞きなれない言葉だが、どのような光景を連想するだろうか。精神科医である斎藤学(さいとう・さとる)先生は、「子どもをおとなの都合で濫用すること」をこのように呼ぶ。
『「愛」という名のやさしい暴力』(扶桑社)

私の親は毒親と言うほど酷くはないけど、気分屋でヒステリックで
幼稚で手を挙げる躾をする人だった。
高校に入るまでは親の言うことに「はい」としか答えずにいた。
自分の意見や反論すると余計に説教の時間が伸びるとわかっていたから
邪魔くさくて口答えはしなかった。
「はい」「ごめんなさい」「もうしません」「これからはちゃんとします」
この4つの単語を使い回してした。
たまに、「あんたは自分の意見も言えないようなでくの坊か〜」と怒鳴られることもあったけど自分の意見など通るわけも認めてもらえるわけもないので
諦めて「ごめんなさい、次からは頑張ります」と親が納得する返答を
考えて答えていた。

高校2年生の時にまたいつものヒステリックを起こして私の友達のことで
ギャーギャーわめいてきたので初めてキレて蹴り飛ばしてしまった。
自分がした行為にビックリして友達の家に逃げ込んだ。

その後の親子関係は30年後の今でも変わらずギクシャクしている。
良好な親子関係は一度も築けなかった。
決して悪い親とは思わないけど、頼りになる親、信頼をおける親と
一度も思った事がなかった。

その為、自分で何とかしようと自立は早かったと思う。
1人で何でも調べて決めて親には事後報告だった。
反面教師としては完璧な親だったかも。

なのになのに、自分がしている子育ては上手くいっているかと言えば、
はっきり言って最悪。全然だめ。
息子からの信頼は得られているのか?
使える親として認識はしてもらえてるけど、
何でも話し合える良好な関係とは程遠い。
お互い家の中に居ててもLINEで会話をする。
息子からの返事は「おけ」のみ。
反抗期=8歳〜18歳ぐらいまでと腹はくくっていたけど
10歳ぐらいから始まった反抗期は「無視」されると言う感じで
汚い言葉や暴力的な言葉などはなく、「受け付けない」と言う
態度で反抗心を示してくる。19歳の今も。
ずっとボタンの掛け違いをしているような居心地の悪さがあります。

保育士さん、学校の先生など子供の教育に関わる人達は
資格や免許を持っているのになぜ親には無いんだろう?
親にこそ資格や免許が必要なはずだと思うのに。
特に私には必要。試験を受けたい、受験勉強をして
胸に大きくその資格を掲げて息子と仲良く話をしたい。

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