
お母さんの手作りおはぎの成分は?
大変遅ればせながらお彼岸の話題で恐縮です。
恥ずかしながら主婦歴20年目にして人生初!あんこから手作りしてみました。
いつもは市販のあんこでおはぎを作っていましたが、たぶん私の作り方に原因があるのだと思うのですが、市販のあんこは水分の調整がうまく出来なくてべちゃっとしてしまうのと、甘すぎると感じることが多くて、いつも自分では納得のいかないう〜ん⤵️😓な出来栄え。
それでも家族は喜んで食べてくれてましたよ。た、たぶん。
あんこを炊いてみよう
スーパーで買い物しながらふと、「あんこって作ったことないな。市販のあんこは甘すぎるから今年は自分で炊いてみるかな」と、軽い思いつきでそのまま陳列棚から大納言小豆を一袋むんずと掴んで買って帰りました。
関東ではあんこは「煮る」ですが、関西では「炊く」と言います。例えば、かぼちゃの煮つけは「かぼちゃの炊いたん」といったりします。
23日秋分の日におはぎを食べるので、前日の22日からあんこの準備に取り掛かることに。
全く初めての作業なので、ここはクックパッドのお力をお借りします。
小豆 250g
砂糖 200g
塩 少々
小豆250gを最初はひたひたの量のお水で鍋がぐらぐらするまで火にかけてから、一回ザルにあけてザバーっとゆでこぼします。
次にまたひたひたのお水で小豆が柔らかくなるまで炊いていきます。
これくらいのお水の量で、小豆の表面が乾かないように気をつけながらコトコト。
お水が減ってきたら足してあげます。
アクが結構出てくるので丁寧に取ってください。
砂糖200gは小豆が完全に柔らかくなってから入れましょう。
小豆がまだ硬い段階で砂糖を入れてしまうと、それ以上柔らかくならないんですって。クックパッドは何でも教えてくれるなぁ。知らなかった〜_φ(・_・
んんん、待てよ?砂糖200gだと?
買いおきあったかな?
調味料入れに入ってる量なんてたかが知れてるし・・・。
まずい、これは非常にまずい。
ま、まさか・・・。
やってもうた〜!
砂糖の買いおきが無い!!😱
お鍋を火にかけてるのにっ。
砂糖が足りないんじゃあんこにならない。
甘すぎるあんこは・・・だけど、無糖あんこはあんこに在らず。
という訳で、カチっとガスの火を消し、ママチャリ爆走で砂糖を買って参りました( ̄^ ̄)ゞ
どーん、さとうきび糖
サラサラしていて扱いやすく、まろやかな甘さが好きでよく使います。
でも、上白糖でもグラニュー糖でも何でもOKです。
小豆が指で潰せるくらいの柔らかさになったら砂糖を投入。
砂糖が溶けて馴染んできたら塩を少々入れて味を締めます。
焦がさないようにヘラで混ぜながら、水分が飛ぶまで弱火でじっくり炊いていきます。
あんこ完成✨
このくらいまで水分を飛ばさないと、餅米を包むとき手にベッチャリとくっついて上手くできないんですよね〜。
あんこときな粉のおはぎです。
思ったよりも簡単にできました〜♪
でもあとで気が付いてしまいましたよ、圧力鍋を使えばもっと短時間で出来たということに🥲
次回は圧力鍋を使うようにしようっと。
お彼岸の朝の香り
子供の頃、お彼岸の朝に目を覚ますと、餅米の炊けるにおいが台所を満たしていました。
母は台所に立ち大量のおはぎを作っていました。
あんこ、きな粉、ごまの3種類。
ご近所さんへお裾分けするため、上の完成画像の3倍くらいの量のおはぎをいつも作るのです。
姉は母と一緒に餅米をあんこで包んだり、きな粉やごまをまぶしたりしてお手伝い。
あんこ、きな粉、ごま3種類のおはぎが盛られた大皿をご近所へ配りに行くのが私の役目でした。
ピンポーンとチャイムを押して、おはぎを差し出すと、みんな「わ〜!」と喜んでくれて、自分まで何だか嬉しかったのを覚えています。
このおはぎ、私のお母さんが作ったの。
内心誇らしかったのです。
なぜ手間をかけてまで手作りするのか
母があんこから手作りしていたかは正直記憶が曖昧なのですが、母のおはぎはかなり水分飛ばし気味のやつだったので、たぶん自分で手作りしていたのだと思います。
母は季節を大事にする人でした。
お正月、節分、ひな祭り、春のお彼岸、子どもの日、七夕、十五夜、秋のお彼岸。クリスマスは諸事情により何もしませんでしたが、ほかの季節行事のときは何かしら用意してくれていました。
あ、春のタケノコご飯と秋の栗ご飯も外せないですね。
十五夜のときに白いお月見団子をピラミッドみたいに段々に重ねたのを作ってくれたのはすごく嬉しかったなぁ。
自分が母親になってみて、それらのことがどれほど手間のかかることなのかを初めて知りました。
今の時代、わざわざ手作りしなくてもお店やネットで何でも手に入りますし、時間と労力をかけなくてもいいのでは?という考え方もあるでしょう。
まあ、当時はお店が今ほど充実していなかったので、手作りするしかなかったというのがあったかも知れません。
父はあんこものが好きだったので、父のためでもあったかな?
母がそうしてくれたように、私も子どもたちにしてあげたい。
私は母が作ってくれたタケノコご飯や栗ご飯が大好きでした。
タケノコは近所の竹藪で採れた朝掘りだったので「絶対にうまいやつ」でした。
スーパーで朝掘りタケノコは手に入らないけれど、私は毎年必ずタケノコご飯を作ります。母が旬のタケノコの美味しさを教えてくれたから。
いつか子どもたちが大人になったときに思い出してくれたらいい。
私のお通夜でもお葬式のときでもいいから、「そういえばおかん、毎年タケノコご飯やおはぎ作ってたよね」とか姉弟で話してくれたらいい。
惠さんのこの記事を読んだときに、なぜわざわざ手間をかけて作るのかって?そんなの決まってるでしょ、と思っちゃいました。
惠さんは有り難いことに、フォロワーさん第一号の方でありまして、しかも長文のコメントまでくださって、私にとってはもう神です。まじ。
読んでいただければきっと伝わると思うのですが、惠さんの深〜い愛情が溢れてるんです。
答えは全部ここにあります。
※惠さん勝手にリンク貼ってすみません。
不都合でしたらすぐに削除するので、遠慮なく言ってください🙇🏻
バファリンの半分は優しさでできています。
なんてCMがありましたが、お母さんの手作りおはぎの半分と言わず大半は愛でできています。
た、たぶん、きっと。
※トップ画像はみんなのフォトギャラリーより、松本 | 会津美里町 地域おこし協力隊さんの画像を使わせていただきました。
ありがとうございます!
最後まで読んでくださりありがとうございます!