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2023腰椎椎間板ヘルニア日記03
04月11日(火曜日)
紹介された病院へ、タクシーで向かう。
病院では、一番目の患者として、診察室へ早々に呼ばれた。
担当する先生から立ち姿を見て、開口一番。「歩けるの?痛い?仕事行ける?」
???
あれ?即入院即手術と思っていた僕は???よく分からなかった。
話を聞くと、腰椎椎間板ヘルニアの患者さんは、強い痛みがない限り、手術をしないとのこと。
特に大きくヘルニアが飛び出ている場合は、元に戻る確率が高いとのこと。(身体が異物と捉えて、引っ込みやすくなるらしい。)
だから、僕の場合は、即入院即手術には、該当しないらしい。
「入院しなくても大丈夫でしょ?」と言われたが、入院の準備もしてきたし、右ふくらはぎの痛みは、歩くのがしんどい旨を伝えて、僕の印象では、渋々入院させていただくような形になった。
なんだか、病院に申し訳ないような気持ちになりつつ、入院前の検査を行い、昼食前には病室へ入ることになった。
足の痛みと不安で、4人部屋の病室の方にもご挨拶できずに、ぼんやりと自分の住処となったベットで過ごすしかなかった。
04月12日(水曜日)〜16日(日曜日)
この期間は、あまり記憶がない。
保存治療で2週間の看護計画書が作成されたものの、右足の力を見るリハビリのみで、基本はベッドで過ごす毎日。右足の麻痺があり、特に指先の動きが悪い事を改めて知ることになった。
先生も日に3回程、僕のところへ様子を見にくるも、基本は、安静と言われるばかり。
歩く距離は、1日2回シャワー室へ「予約」「シャワーを浴びる」の2回のみ。
あれだけ「仕事に行きたく無い」と思っていたが、申し訳ない気持ちと、仕事を途中で放り投げてきた後悔と病気への不安で悶々としていた。
今になって思うと。
安静=ベットに寝ておくことが一番だとは、術後に理解できたが、当時は、何もしないで治るのかという懐疑的な思いが、頭の大半を占めていた。