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フィンランドから学ぶ感情教育(SEL)

私は、今一番、感情教育に興味があります。
SEL(social emotional learning)とも言われています。
初めて感情教育と出会ったのは
フィンランド教育の学びを提供しているomenaさんのWSでした。

ふらふらっと参加した
「自分の取り扱い説明書を作ろう」というオンラインWSで
私は初めて自己理解と出会います。

🍎「今の自分の元気は、充電でいうと何%くらいですか」
私『え、、そもそも自分のことが全然分からない😭』

知らない人の前で自分のことを話すと
疲れているって言ったら気を使われるかもと考えてしまい、
初めはうまく自己理解ができませんでした。

でも、このWSを何回か受けていくうちに
「なんだもっと力を抜いていいんだ」と思い、
柔らかく自分の内側を見つめ直す機会が増えていきました。
だんだんと自分のやりたいことも
心の底から芽を出してきて、フィンランドで教育見学がしたい。
と思えるようになったのです。

そしてついにomenaさんの引率のもと
フィンランドで感情教育に使われていると聞いた
「see the good」のWSを実際に受ける機会に恵まれました。

このカードには、26この強みが書かれていて
自身の行動や感情を振り返る時に使います。(色々な使い方ができる)
また、その気持ちが足りない場合と多すぎる場合の例えも書かれています。

2016年に国の政策改定で感情教育に力を入れることになったこと、
移民や虐待のニュースなどがあったことにより
子供達のメンタルヘルスやソーシャルスキルを
育むことに注力していることが分かりました。

WSにて、カラスのキャラクターが可愛い、それぞれの感情についてどう思うかなどラフに話す
みんな違うし、それでいい。互いに理解し合えば、生きやすい世の中ができる。

WSを受けてみて一番感じたことは、人間のポジティブなパワーを信じること。
人は子供は、もとはみんな善人であること。
教師や大人の正しい声掛けで、子どもの成長は大きく変わるかもしれない。
そのためにも自分自身が
感情を客観的に理解し、どう生かすかが大切で、
ポジティブな環境づくりを信じていきたいと強く思ったのでした。

『ヘルシンキ生活の練習』(朴 沙羅さん著)の中にも
このsee the good!のカードが出てきます。
著者のお子さんの保育園の先生が
「これらの26つのスキルは1歳から死ぬまで練習することができます」
と言います。
思いやりや好奇心などの強みは性格で片付けるのではなく
練習して伸ばすことができるスキルであると捉えるフィンランドの教育に
著者も驚き、感心していました。

スキルだから、足りないならば練習すればいい。
あなたが悪いわけじゃない。
あなたはとても素敵な存在なんだよ。って
そのようにいつでも伝えられる先生でいたいなと思いました。

以前、職員室で子どものことを話すときに
自分にとって都合が悪いと
クラスの子供を悪者のように話す人がいて、私はすごく嫌でした。
一種の決めつけで愚痴にするのではなくて、
ポジティブにスキルとして温かく見守って声掛けができるような心の余裕が
教員である大人や保護者にも必要だなと思っています。

だからこそ、子供にも大人にも
感情教育は大切だと伝えたいです。
ありがとう、フィンランド教育。そしてomenaさん。
何年か前に教員として辛いなと思っていた日々を
自分で救えたのは本当に奇跡。
healthyにpositiveに生きていきます!!!

読んでいただき、kiitos paljon❣️


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