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ツールとしての言語学習

突然ですがみなさま、言語学習していますか?


私は一応、母国語の日本語、中学生から学んできた世界共通語の英語、そしてフランス語を話すことができます。
(「一応」と保険をかけた言い回しをしたくなるのは、情けないことにあまり自信がないからです。)

英語とフランス語については、鋭意学習中です。

ただここで白状しますが、

私、言語学習が大っ嫌いです。


できることなら言語学習なんてしたくない。
早くAIでもなんでもいいから翻訳機で世界中の人と繋がれる世界こいよ、と非現実的な妄想もします。

しかしながら、言語は道具です。他人の意見や気持ち、事情を知り、自分のそれを他人に伝えるための最も強力なツールだと思います。
道具だから、使い方を知らなくてはいけない。
そして使ってどうしたいのかという目的もハッキリさせなくてはいけない。

それゆえ、言語学者でなくても言語を学ばなくてはいけない理由がある人はたくさんいます。


恐らく多くの人は、まず英語を学ぶことになりますね。

さらに、第二外国語(二外)の学習だって別に、外国語学科で学ぶ、研究する人々やその言語の先生だけのものでは決してないのです。

たとえ非英語圏に行ってもほとんど英語で仕事ができるので、二外の学習には縁がないと思われがちな人(まさしく「理系」の人など)にとっても、
役に立つことは大いにあるし、役に立つ日がいつか来るかもしれません。

私の場合、フランスで博士課程をしていますが、
研究室内のミーティングや発表など、サイエンティフィックな会話のほとんど、そしてフランス語が話せないメンバーもいるので日常会話までも半分くらいは英語です

🤔『ならば、フランス語なんて話さなくても仕事は問題なく進むのだしいいのでは、、、』

とはならないです。個人的には。

いまだに、フランス人同士の速く特殊(汚い)表現がたくさん出てくる会話についていけない時には、
「もう少しリスニング鍛えないと」
「会話表現も毛嫌いせず少しずつ覚えよう」
という気持ちになりますし、
私が頑張ってフランス語を話していると、心をより開いてくれたように感じることも多々あり、頑張って良かったなと思います。

また、日本人の仲間や旧知の友人が近くにほとんどいない状態で飛び込んできたので、
行政手続き、事務手続き、買い物、病院、などでは
自分がフランス語を話せなかったら、理解できなかったら、無理だっただろうなと思う(そして心がヒュッとする)場面もたくさん思い起こせます。

この点、基本どこの地でも「自国のコミュニティ」がある中国の方は強いなと思います。仲間がいるから行きやすい→コミュニティの仲間が増える→より行きやすい→… の好循環ですよね。

実際、博士課程の仲間(30%ほどが非フランス人)にはフランス語をほとんど話さない人たちもほどほどにいて、「何とかはなる」のです。

ただ、私はフランス語を勉強したことで、より上手く楽しく有意義にフランスで生きられていると思います。

日本では皆、理系で第二外国語話せるなんて優秀なのね?帰国子女?と多くの方が反応してくれちゃったりする(のでその度にえへへって調子に乗るのですが)ものの、

フランスにいると、『理系でも』トリリンガル、マルチリンガルは体感かなりいます。(特に私の周りで見ると、数学科の人とか多言語ペラペラと操る人が本当に多くてビビる、、。)

まァ、ヨーロッパ言語だけ(特にラテン語派同士、ゲルマン語派同士)の”マルチリンガル”はちょっと「ズルい」けれど、、笑

英語や第二外国語を「どこまでやるか」は自分次第です。意思疎通ができればいいのか、日常会話がしたいのか、高度な話をしたいのか。

学問としてではなく、ツールとして学ぶ私たちですからね。

長ったらしい前置きでした。
ここでは、

言語学習が第一優先、最終目的ではない人のための言語学習

と題し、半ば義務的に言語学習をしている人が効率的に、なるべく楽しく、勉強とも感じないくらい楽しく、学べる方法を並べてみます。(おもに会話)

英語学習にももちろん応用できるので、参考にしてみていただければとおもいます!!

歌う

一つ目は「歌う」ことです。

発音と会話表現に役立ちます。
歌は、一つの音の中に厳密に一音節を当てはめます。
バラードに近いようなテンポが速くない曲なら特に、
日本語とはかなり違う、その言語特有のリズム感や発音の癖のようなものが掴みやすいです。
また歌は、スラングも含め会話表現、日常でよく使う表現が使われることがしばしばなので、そういった表現を自然と覚えることにも役立ちます。

私は、知ってる歌の当該言語版(ディズニーなどは見つけやすい)から始めて、好きなアーティストを見つけていきました。

真似する(なりきり)

ふたつ目は「真似する」ことです。

映画やドラマなど、好きな題材を選び、
好きなようになりきって演じます。(部屋で一人の時などに😂)

なりきりの良いところは、
その言葉を発する時の状況や感情と共に頭に記憶できることです。
文字列だけで覚えるより効率が良いです。

教科書で読んだことは覚えていなくても、
恋人との会話の中で気になって調べたことはよく覚えていますよね?
人は、経験と結び付けられた記憶を強く長く残すようにできています。

だから、スター俳優になったつもりで、感情移入できればできるほど良いです。

1対1で話す環境づくり

最後にこちら。「1対1で話す環境」。

そう言われても、、
わかってるよそんなこと、、

という声が聞こえてきそうですが。

それでもやはり、もっとも成長するのはこの方法なのです。

手っ取り早いの一番は恋人(のように、ろくに話せない自分の話を聞いてろくに理解しない自分に合わせて話してくれる存在)と常に話すこと。

そして今はありがたいことに、テクノロジーの発展が著しいです。
語学留学に行かずとも、Hello talkなどのアプリを使えば、語学のタンデムパートナーを探すこともできます。


以上です。
みなさまのオススメ学習法がありましたら、コメント欄でぜひ教えてください!

コツコツ努力を重ねていかねばならない語学学習、
心折れそうになることも多いですが、
お互いに頑張っていきましょうね!!

ちなみに次は、中国語を学びたいなという野望があります!(発音で挫折しかけていますが、、)

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