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母:「あーちゃんは?」
私:帰ったよ また来るって
母:「そうか、良かった」
あーちゃんはママさんの義理のおばあちゃん
心の声:あーちゃんは天国よ

母:「めーちゃんは?」
私:「帰ったよ また来るって」
  「そうか、良かった」
めーちゃんはママのママ
めーちゃんも天国

赤ちゃん どこ行った?
帰ったよ また来るって
母:「そうか」
赤ちゃんはいない


亡くなったことや、いろんなことに
嘘をつくのに抵抗があって
ひとつ、ひとつ説明していた。
生きてたら100歳くらいでしょ
ほらだからもうなくなっちゃったんだよと
めーちゃんは病気でもういないねと

その度に「えっーなんで😭嘘やん」と
とても悲しそうにしていた

ちょっと考えた
今覚えられることが少ないのに
悲しい気持ちをそこにいれなくてもいいや

だからそれから私はバンバン嘘を付く
人としてはどうかはわからないけれど
楽しく傷つかなければいいんじゃないか

わからないからいいやではなく
わからないなら分かるように説明するけど
悲しくなる本当は覚えてないんだから
入れなくてもいいのかもしれない
初めは葛藤があったけど
そう考えると随分楽になった。

認知症の人に大切なのは楽しい気持ち

これは1分前の事も覚えていない母にだけ
使える技かもしれないけれど

たまに 「あの子どこ言ったん」?と言われ
私「帰ったよ、すぐ来るって」
母:「誰が?」
心の声:えっつ?あんたがいうたんやん(涙)
と作戦失敗することも😂



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