人体で使われている遺伝子の7割は微生物の遺伝子
菌、ウイルスってどんな印象でしょう?
今はご時世的に避けて通りたくなる存在なんでしょうか?
それとも腸活!などでとっても大切にしたい存在なんでしょうか?
私は菌が大好き!
と、いっても10年ぐらい前までは除菌殺菌が大好きだったんです💦
が、あまりにも気にするから 実は大好きなんじゃないの??なんて言われてました。・・・大当たりだったんですねー。
私が十数年間、石鹸教室で地道にお話してきた
合成界面活性剤から守ろうとしていた皮膚のバリア。
それもやはり常在菌もそうでした。
肌バリアについていいだけ話しておいて
今頃知ったの?って、そうなんですよ~。
医療の世界ですら菌やウイルスの大切さに気付いたのはここ最近だそうです。
医療では人に不利益をもたらすウイルスや菌についての研究ばかりが
進んでいたので、敵(菌、ウイルス)を倒すという考え方でした。
有益な菌や共存している菌についての存在があるということに気付いたのは
ゲノム解析などが進んだ近年だそうです。
抗生物質もむやみに使わないように、ってなってきましたよね。
それも、抗生物質は菌には効くけれどウイルスには効かない。
風邪などウイルスには効果がなく・・・(←投薬の意味なし!)
人間に必要な菌を殺してしまう。
この人間に必要な菌がどんな働きをして、
どのくらい存在しているかを知ると
とても使えない薬です💦
そもそも菌やウイルス。
物凄くたくさんいて
世界は菌でできている!
と、いいますか地球上にはもともと菌だけが生息していて
菌が発達するために進化を遂げできた環境。それが地球。
そしてその物凄く沢山いる菌やウイルルス。
実はその99%は共生している関係なのです。
(パンデミックや食中毒・・・ほんの1%の菌です)
人体にも驚くべき数の菌やウイルスが共存していて
その数はなんと・・・1千兆個。
人体は微生物と共に生き、
そして微生物なくしては生命活動が維持できない仕組みになっています。
人体の生命活動の7割は微生物の遺伝子を使って行われていて
人体の持つ遺伝子よりも微生物の持つ遺伝子の方が多く必要だったんです。
皮膚の表面を守ってくれてるよ、とかそんなレベルではなく、
生命を維持するのに必須な存在なのです。
(菌の体内での働きについては以前書いたのでご参照ください♡)
人体においての菌は体外についています。
皮膚などはもちろんですが
実は口から肛門へかけての内臓も体外だという事を知っていますか?
なので口の中、胃や、腸などにも多くの微生物がいるんです!
人の免疫が許容して一緒に住んでいる微生物は私たちを守ってくれています。
こうなると・・・
石けんにおける界面活性剤だけではなく
空気中にまう化学物質や
シュツシュッと使う洗剤(呼気から入りますよね)
自宅に住んで共生している菌を排除する行為。
洗剤などを利用し部屋を綺麗にしているつもりで・・・
河川、海を汚し・・・
身近な環境を守ってくれている菌までもを排除しているんです。
⚠⚠⚠
つづく
有効微生物