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【開催レポ】②校了までを早くする!業務・実践編/『Webライティング』講座
講座スタート~導入
5/24に開催された、「Webメディアで"もっと"活躍する在宅ライターになる!『Webライティング』講座「 ②校了までを早くする!業務・実践編/『Webライティング』講座」の開催レポートです。
前半:講義開始
会場は、六本木にあるマムズラボのセミナールーム。初めての方をはじめ、前回講座から引き続きご参加される方も多くいらっしゃいました。参加者の簡単な自己紹介のあと、講義が始まりました。
第2回目講師は、前回に引き続き、SEOを考慮した原稿企画及び作成、ダイレクトメール作成支援、ニュースレターやメールマガジン作成支援等を手掛ける株式会社ASAP及川知也氏がご登壇。
年間600本以上の原稿を監修し続けているからこそ見えている、校了までを早めるためのコツをお伝えいただきます。
前半:”文章がつまらない・読みにくい人の特徴”
講義前半では、つまらない・読みにくい文章の特徴を中心にお話をいただきました。
文章がつまらない・読みにくい人の特徴 BEST5
(1) 文章前半/後半の内容がかみ合っていない
※タイトル/内容が同様のかみ合っていないケースもあり
(2) 同じ言葉、同じ表現が何度も使われている
(3) 文章が冗長・無駄な情報が多すぎる
(4) 漢字とひらがなの使い方がうまくいってない
(5) 見た目や言葉の選び方がよくない
専門用語や業界用語を使いすぎると、上記項目に当てはまるケースが発生しやすいようです。まず、”誰でもわかる言葉を使う、かみ砕いた言葉を使う””カタカナ用語は避ける”のが望ましいとのこと。
例えば、”体位変換””褥瘡予防”という言葉を例題に挙げてみましょう。日常会話内での使用頻度が低い言葉を、誰が読んでも理解しやすく表現することで、文章の理解度を高め、読者の離脱を予防することができます。
(例)
・難しい
→2時間ごとに体位変換をすると、褥瘡(じょくそう)予防効果がある
・理解しやすい:
→時間ごとに体の向きを変えると、床ずれを予防する効果がある
また、文章前半・後半で”品詞のトーンを揃える”ことも、読みやすい文章作成のために重要なポイントです。
(例)
・トーンが揃っていない
→読書習慣のある子は集中力が高く、あまり本を読まない子は集中できない
・トーンが揃っている
→読書週間がある子は集中力が高く、読書週間のない子は集中力が低い
理解しやすく、文中に違和感を感じずに読み切ることができる文章は、読者の時間を無駄遣いさせません。正しい日本語ルールに基づいた文章に近づける際には、以下のようなツールを活用すると便利です。
・文章校正支援ツール「Just Right!」
…誤字・脱字、表記ゆれなどをスピーディーにチェックできるツール。有料。
・「日本語校正サポート」
…正しい日本語の文章を書くために、1万文字までの文章チェックができるサイト。無料。
・Microsoft Word の校正・校閲機能
…文章作成ソフト。校正・校閲機能を使い、基本の文章チェックができる。
後編:クリエイティブ思考でライティングを実践するためのポイント
後編では、実際にライティングを行う際に慮りたい要点について、お教えいただきました。
①目的・計画(Plan)の視点
・ライティングルール(ターゲットペルソナ情報も含む)の理解
・コンテンツの具体化・明確化
・目的視点を定め、クライアントと認識を共通化する
上記のようなクライアントニーズを正しく認知しない場合はさまざまな齟齬が発生し、必要以上のコミュニケーションコストが発生します。
②実行・制作(Do)の視点
・1つの文章における解決への答えは「1つ」にする
・複数になる場合は別コンテンツにする
・冗長した内容で長文を書くより、無駄をそぎ落として要点を短文にまとめる
③評価(Check)の視点
・”また””そして”の多用や、同義語の重複、否定語の重複を避ける
・接続詞とは何なのかを再度理解し、意識して使用する
・クライアントからのフィードバック(赤入れ、戻し)を理解する
また、ライティング案件でよく使われるテンプレートについてもお伝えいただきました。依頼原稿の種別を理解することで、ライティングがしやすくなり、クライアントニーズの素早い把握にもつながります。
・結論型(ビジネスシーン用原稿/BtoBメディア記事等)
・列挙型(SEO型記事/メールマガジン原稿等)
・主張型(プレゼン資料用原稿/個人のブログ記事)
・時系列型(取扱説明書原稿等)
・提案・詳細系(How to系メディア記事等)
その他、例題をもとに、文章や日本語の正誤についても教えていただきました。
まとめ
以上で講義は終了。最後にまとめとして、下記を挙げられました。
・常に読者(クライアントが抱えたいエンドユーザー)が”誰なのか”を意識する
・案件ジャンルや業界を知らなくても、ライティングに入る前は必ず下調べやリサーチを行う
・構成を熟考する
・校正ツールを過信せず、ヒューマンチェックを怠らない
納品前には原稿をプリントアウトし、記事全体を見渡しながら確認したり、時間をおいて見直したうえで納品したりすることも、高品質な原稿に近づけるための工夫として有用とのことです。
講座終了後には、質疑・応答の時間がありました。
Q:Twitter・Facebook・インスタなどのSNSで、短文を発信する場合の考え方は?
A:前提として、SNS投稿キャプションと原稿ライティングの概念は異なる。各SNSによって情報ニーズの差が大きいため、SNS特性を理解することが大切。
また起点アカウントがどれだけ多くの目に触れるかを考え、投稿を継続することで、ユーザーに印象を与えること。
Q:LP(ランディングページ)のライティングで配慮すべきことは?
A:LPの目的は、いかに狙いのキーワードを盛り込むかということ。売りたい商材中心のライティングではなく、その商材が必要な人のシチュエーションや必要シーンを想定し、キーワードを選定。商品面・金額などについてライティングを行う。
購入を検討しているユーザーの悩み等への深い理解が必要であり、ユーザーの悩みから購入へ繋げる導線が必須。
次回の「マムズラボカレッジ」
マーケティング・クリエイティブに携わる方のために開催される「マムズラボカレッジ」。
第3回は令和元年7月5日(金)に、株式会社クヌギ SEO/編集者のShibuya Masashi氏による『Webライティング』講座「SEO記事の企画の立て方+構成の作り方編」をお送りいたします。
もともとは、ライティングスキルを深めたいとお考えの皆さまに、校了を早めるための基本のコツを本セミナーを通して学んでいたく場を提供したい、という思いでスタートした本企画。
本講座全体を通して受講いただくと、ライティングスキルのみならず、上流である”ディレクション”についても把握していただけるようになります。もちろん、各講座のみのご参加も可能です。
ご参加希望の方は、Peatixの専用ページをフォローいただき、個別の講座ページより各回にお申し込みください。
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