私の三線との出会い その1
コロナウィルスの蔓延で、にっちもさっちもいかなくなった2020年4月。
連休に予定していた沖縄旅行が中止となった。
沖縄気分を味わおうと、YouTubeで沖縄の動画を見ていたら、カンカラ三線をカッコ良く弾くいんやくりお君の動画に出会った。
これだと思い、すぐに取り寄せた。
組み立てて、弾いてみたものの、調弦がすぐに狂い、音もボヨヨンと情けない。
いんやくりお君の弾くカンカラ三線とは、まるっきり違う楽器。
何となく弾けるようになったら、今度は本物の三線を弾いてみたくなった。
京都で三線を教えてくれる所をネットで探し、さっそく体験を申込む。
しかしコロナの影響で、教室はお休み中、再開時期も未定とのこと。
三線教室へ通い始めたら、教室の先生に紹介してもらって三線を購入しようと思っていたのが、お預けとなったのだ。
三線が欲しい~と、オークションサイトや三線屋さんのサイトと、にらめっこする毎日が始まる。
メルカリで、個人のコレクターさんが、出品していたキレイな色目の三線に一目惚れ。値段も手頃だし、購入する。
良心的な出品者様であったのが幸いし、初めて手にした三線は、スンチー塗りのキレイな赤いステキな三線。
こうして独学の三線ライフが始まった。
三線には7つの型(南風原型・知念大工型・久場春殿型・ 久葉の骨型・真壁型・平仲知念型・与那城型)がある。
最初に手にしたのは、真壁型。
1丁の三線を手に入れると、型によって、どう違うのだろうかと好奇心がわいてくる。沖縄にいたのであれば、三線店に行って、すぐに音を確かめられるだろうが、京都には三線店が無く、手に取って確かめることができない。
三線をやってみようと言い出したのは夫なので、夫用にもう1丁買おうと、再びネットオークションを物色。
次に手に入れたのは、古い知念大工型の三線。棹が太く、男っぽい感じ。音もずっしりと重たい。
リビングの壁に並べて掛けて悦に入る。
が、そこで終わらない。
だって私の座右の銘は「広く浅く好奇心のみ」
つづく