アルコール依存症の女 酒を手に電車へ
Oさんとの短すぎる食事の鬱憤を唯一の男友達Nくんに聞いてもらい、やけ酒を喰らった。
昨日Oさんに会うために着て行ったワンピース姿で朝を迎えた。
今日は学生時代の友人に会うため、京都北部まで行かなければならなかった。
11時に某駅待ち合わせ。
ということは、今すぐに家を出ないと間に合わない。一泊泊まらせてもらう予定だったが、着替えなどの準備も全くしていない。
シャワーを浴びる時間はおろか、服を着替え直すひまもない。
…寝巻きは借りればいい。歯ブラシはコンビニで買えばいい。現金、クレジットカード、スマホさえあればどうにかなる。
そう考え、昨日の服のまま慌てて玄関を飛び出し電車に乗った。化粧直しもせず。
遅刻しそうにも関わらず、コンビニでストロングのロング缶を買い、人目も憚らず車内でぐいぐい飲んだ。
昨夜の酒に迎え酒をしている私は、朝9時には完全に出来上がっていた。
某駅への行き方など、スマホを使えばすぐ済む話を酔っている私はいちいち駅員さんに尋ねた。
大阪駅で追加のストロングを購入し某駅へ向かう。もちろんこの道中もずっと酒から手を離さなかった。